新型コロナウイルスの影響により激動の一年となった昨年、
社会全体で最もフォーカスされているキーワードといえば「サスティナブル(=持続可能な)」。化粧品業界でも、パッケージや使う原料を環境に負荷をかけないものに変えるなど、社会的に持続可能な取り組みを行うムーブメントが起きています。

 

そんな背景を踏まえ、今注目のブランドとその取り組みについてご紹介します。

 

今回取り上げるのは、ここ数年ですっかり知名度がアップした「BOTANIST」。立ち上げ当初から「サスティナブル」を意識した商品として話題となりましたが、今年さらにパワーアップしてリニューアル!その進化から目が離せません。

売上げ1億個突破!サスティナブルなシャンプー「BOTANIST」の新境地

2015年に誕生し、ビューティ市場に“ボタニカル”という新しいカテゴリを創出した「BOTANIST」。「ボタニカルライフスタイル」を提案しながら、ヘアケア、ボディケア、スキンケアなどを展開し、この5年間で、全カテゴリの累計販売個数において1億個を突破する(※1)人気ブランドに!文字どおり右肩上がりの成長を続けています。

 

そして6年目となる今年3月、サスティナブルブランドとして「ボタニカルシャンプー・トリートメント」をフルリニューアル。発売当初からこだわり続けていた「植物とともに生きる」というコンセプト、そしてSDGsへの取り組みを強化し、さらなる認知の拡大へと新たなステージを目指しています。

昨年から環境問題への呼びかけをさらに強化

昨年は「植物とともに生きる」をテーマにした動画をSNSにて発信し、フラワーロスキャンペーンを実施。

 

現在、地球が抱えている様々な環境問題において「より植物保全と持続可能な地球環境のサポートに尽力したい」という想いをもとに、森林保護活動や一部商品のパッケージ・ラベルの環境対応など、一歩ずつサスティナブルな活動を進めてきました。

 

スダンダードラインである「ボタニカルシャンプー・トリートメント」のリニューアルを皮切りに、これまで大切にしてきた植物と人のことを考えた商品開発をさらに追求し、よりシンプルに、ミニマルに、時代の先をいく、サスティナブルなブランドへと進化するとしています。 

しっとりまとまりやすい髪へ…2つのフレグランスで心もリラックス!

今回のフルリニューアルポイントは以下の3つ。植物を軸にした機能性の高さや仕上がり感など、自分の髪のタイプに合わせて選べるところが嬉しい点です。

 

  • 環境に配慮したバイオマス容器に、クリーンでシンプルな新デザインに変更
  • BOTANIST史上最高(※2)の“新しい指通り”を実現
  • 5種のラインナップごとに、厳選した植物由来成分を配合

 

“新しい指通り”を実現するために、植物由来のタンパク質であるボタニカルマイクロプロテインを新配合。非常に細かい粒子が髪の内部にしっかり浸透し、補修してくれます。

 

“神秘の樹液”とも呼ばれるホワイトバーチウォーターと、外部ダメージから髪を守り、キューティクルをコーティングするカカドゥプラム

(※3)、ブドウ種子(※4)に加え、輝く髪へと導くシルバーライムエキス(※5)といった新たな植物由来成分を配合し、スルッと感動的な指通りを実現しました。
ボタニストシャンプー・コンディショナー
BOTANIST ボタニカルシャンプー・トリートメント モイスト シャンプー 490ml、トリートメント 490g 各1540円(税込) 

 

優しい弱酸性のせっけん系洗浄成分やシャンプーとトリートメントの“ダブルフレグランス”と、合成着色料フリーの仕様はそのまま。新たにシャンプーをサルフェート(硫酸系化合物)フリーとしています。

 

なりたい髪に合わせて選べるシリーズとなっており、しっとりまとまる「モイスト」、さらさら潤う「スムース」、ダメージを補修してツヤを与える「ダメージケア」、すっきり健やかな地肌に整える「スカルプクレンズ」、しなやかなハリやコシを与える「バウンシーボリューム」の5種類をラインナップ。約30万種もの成分の中から厳選された植物由来成分を配合しています。

ボタニストシャンプー

今回は、5種類の中から「モイスト」タイプをピックアップしました。オリーブ葉エキスを配合し、リッチな泡立ちを実現したモイストタイプは、パサつく髪の人におすすめ。しっとりまとまりやすい髪へと整えてくれます。華やかで優雅な香りもポイントで、シャンプーではアプリコットとジャスミン、トリートメントではアップルとベリーと、それぞれ別の香りが楽しめますよ。

北海道で新たに“「BOTNIST」の森づくり”をスタート!

一歩先ゆくサスティナブルなブランドとして、今回のフルリニューアルでは、容器素材を一新。容器の石油由来のプラスチックの代わりに、環境負担の少ないサトウキビの搾汁から砂糖を精製した搾りかすを原料とするバイオエタノールを一部に使った、バイオマスプラスチックを採用しています。

 

また、このタイミングでボトルデザインも一新。よりクリーンでシンプルなデザインに仕上げ、詰め替え時に、ボトルを清潔に洗いやすいよう、ボトル上部に丸みを持たせるという工夫もプラスしています。

北海道の生産農園

今年はさらに、北海道美幌町に“「BOTNIST」の森づくり”をスタート。森林保全団体「more trees」を通じて、伐採跡地に複数樹種を植林し、多様性のある森に戻すための活動を進めています。

 

実際の植林は今年秋から始まる予定で、ボタニカルシャンプー・トリートメントに採用している「ホワイトバーチウォーター」を採取できる白樺も植林する予定なのだそう。

 

「BOTANIST」の製品を購入することで、支援参加もできる新たな取り組みは、まさにサスティナブル。今後の活動、取り組みについても期待しています!

文/久保直子 撮影(静物)/清永 洋 
(※1)20151~20201213日現在
(※2)自社調べ(BOTANIST使用感アンケート、2020年5~6月)、対象者:15~60歳代女性(N=1013)
(※3)テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス(毛髪補修成分)
(※4)ブドウ種子エキス(毛髪補修成分)
(※5)チリアトメントサつぼみエキス(保湿成分)