ダメな自分は封印し、単純な「11捨て」を

そこであえて提案したいこと。 捨てることに挑んで落ち込むくらいなら、捨てられないモノもそれが捨てられない自分の心の奥底にも、「いったん気づかないふり」するのもアリなんじゃないか、ということです。 もしかたしらずるいのかもしれませんが、一番痛いところにはちょっと目をつぶって、まずは自分にやさしくなって、できるところからゆるゆるスタートしてみるのです。 私がよくおすすめするのが、「11回、意識的にモノを選別し、捨ててみてください」ということ。大きな問題は脇に置いといて、ごく低いレベルから練習を積もうという提案です。 この練習は簡単です。単純に「使えないもの」「あきらかにいらないモノ=ゴミ」だけを探して捨てるだけ。決して、まだ使えるモノや、捨てるのに迷うモノに手を出してはいけません。 たとえば ●お財布からいらないレシートやもう行かない美容院のカードを出して捨てる。

 

●キッチンの引き出し1段だけ見て、べたべたになった料理ハケを捨てる。

 

 

●ペン立てから、書けないボールペンだけ捨てる。

 

 

●クローゼットから、袖が擦り切れたシャツだけ出して捨てる。

 

 

●冷蔵庫の奥からカビたびん詰めを捨てる。 …これならできますよね。

 

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そう、ポイントは「使わない」のではなく、「使えない」という基準で選別する点にあります。 機能を果たさない「使えない」モノのであれば、そこに主観は入り込む余地はありません。 迷いも葛藤も、捨てた罪悪感も生まれません。封筒に切手を貼るくらい単純で簡単です。