洋食屋の定番メニューといえば「オムライス」。おうちで作る人も多いですが、簡単そうに見えて意外と調理が難しいですよね。そこで今回は『ごごナマ』(NHK)で紹介された、「ドレス・ド・オムライスの作り方」を見ていきましょう。
プロ直伝のおしゃれオムライス!
同番組には洋食店オーナーシェフの大宮勝雄さんが登場し、「ドレス・ド・オムライス」を披露してくれました。調理の中で“ドレスのような卵”を作りますが、大宮さんのワザを参考にすれば簡単に再現できるはず。
作り方を見ていくと、まずフライパンにサラダ油小さじ2とバター10gを入れて加熱。大宮さんいわく、バターだけ使った場合は焦げやすくなるのでサラダ油を足しているそうです。
バターが溶けてきたら、塩少々、こしょう適宜を揉み込んだ鶏むね肉(ひと口大に切る)60gとマッシュルーム(6等分に切る)2個、玉ねぎ(粗みじん切り)1/8個、ピーマン(さいの目切り)1/2個、ご飯150gもイン。下味をつけるため、全体に塩少々とこしょう適宜を足してください。
ご飯がパラパラになるまで炒めた後はフライパンの端に寄せ、空いたところにトマトジュース(食塩不使用)20ml、トマトケチャップ大さじ1と1/3をプラス。とろみが出てきた時にご飯と混ぜ合わせれば、チキンライスができあがります。
フライパンを1回転!?
続いて“ドレスエッグ”を作るステップに。最初に卵2個、塩少々、こしょう適宜を器に入れてミックス。卵を混ぜ終わった後、フライパンにサラダ油小さじ2とバター5gを投入します。バターが溶けたタイミングで、よく混ぜた卵も入れましょう。
ここからがフリルを作る工程。加えた卵に泡が出てきたら、菜箸の太い方(持ち手側の部分)で奥から手前に向かって卵を寄せます。今度は手前から奥に寄せると、中央にドレープ状の卵が。膨らんだ部分を菜箸でつまみ、フライパンを1回転させれば“ドレスエッグ”の完成。最後にチキンライスの上に乗せ、トマトケチャップ適量をかけたところで調理完了です。
ちなみにオムライスを食べたMCの船越英一郎さんは「うわ! おいしい」「レストランの味」と大絶賛していました。
名店のシェフが教えるふわとろ卵の作り方
プロの調理方法を見てきましたが、実はYouTubeにもオムライスやオムレツの作り方を紹介した動画が。中でも、「ザ・洋食屋キチキチ」の幸村元吉さんがアップした“ふわとろオムレツの作り方”は大好評の動画です。
幸村さんによれば、ふわとろの卵を作るポイントは“温度”。卵は58度から固まり始め、80度以上になると完璧に固まるそう。58~80度の間で加熱すれば、卵をふわとろに調理できます。
また卵を焼いている時は、フライパンを上下に早く動かすのも大切。ゆっくり動かした場合、卵が動いていかないので火を通しすぎてしまう原因に。ふわとろの卵を作る際は、手際よくフライパンを動かしながら焼いてみてください。
オムレツやオムライスの卵を上手に作れない人は、ぜひ今回紹介したレシピやテクニックにトライしてみてはいかが?
文/内田裕子
参照/「Kichikichi Omurice motokichi」YouTube動画「完全保存版 ふわとろオムレツの作り方」https://www.youtube.com/watch?v=RDvu2Nxt2Fc