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保育園生活には慣れてきたけれど、ふとした瞬間に「"寂しい思い"をさせている?」「一緒にいなくてごめんね」と思ってしまう…、そんな声をよく聞きます。

 

でも専門家や先輩ママへの取材からわかったのは、「あずける=かわいそう」は大人の勝手な思いこみだということ。

 

 

保育園は、親子の学びを応援してくれる、すてきな場所なのです!

 

 

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「年の近い子どもが集まる保育園は
ヒトが本来育ってきた環境と
よく似ているんです」

脳科学者の池谷裕二さんによると、保育園の環境は、子どもの脳が発達するのにとても適しているそう。

 

地球上に人類が出現してから数百万年間、人間はずっと獲物を追いかけながら群れで移動して生活していました。繁殖期の女性は妊娠と授乳の繰り返し。子どもは、生まれて1年はお母さんからおっぱいをもらうけれど、それが過ぎたらお母さんから離れ、群れのほかの子どもと一緒に、子どもどうしのコミュニティの中で育っていたそうです。  しかも、古来子どもの身のまわりのことは、お母さんではなく、群れの年長の女性がしていたそうで、これも現代の保育園の環境ととてもよく似ています。だから、1歳くらいで保育園に入り、日中親から離れて同じくらいの年の子どもたちと過ごすのは、生物学的にとても理にかなっているそう。むしろ、親とずっとマンツーマンで育つほうが不自然な部分があると言えるのです!

 

 

 

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「1日10分でも子どもとちゃんと向き合えば大丈夫!。でも、子どもとのふれあいはあとまわしにしないこと!」

保育園の現場で40年以上研究を続けてきた井桁容子さんによると、親と子の時間は、長さではなく質が大事だとか。

 

短時間でもしっかり向き合えば、子どもは親の愛を受け止めるそう。ただし、そのあいだは仕事も家事もそっちのけで子どものことだけ考えること。子育てや家事を"ちゃんとやらなきゃ"と気負いすぎないことも大切です。ごはんを作らなくては、早く寝かせなくてはと子どもとのふれあいをあとまわしにせず、ときにはおかずは納豆だけにしてでも、笑顔で接することが、子どもにとっては何より必要なことなのです。

 

 

 

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「保育園はわが家の恩人! 子どもだけでなく親も育ててもらいました」

誌面内で行った保育園デビューママ、すでに保育園を卒業した先輩ママの座談会では、「親より子どものほうがたくましい! 心配しているあいだに成長して、私のほうがそれを追いかける形で親子で成長していく感じでした」「したくも片づけも大変なのに、自宅ではできないダイナミックな遊び方をさせてくれた保育園には感謝しかありません」などなど、「保育園にあずけてよかった!」という声がたくさん聞かれました。

 

これから保育園にお子さんをあずけるママもあずけ中のママも、安心して保育園にあずけてくださいね。 子どもに合った保育園選びも大切しつつ、保育園の先生に胸を借りる気持ちで前向きにいきましょう!


『CHANTO』6月号では、3歳児神話の不安を打ち砕く、保育園のメリットをご紹介しています。そちらもぜひご覧ください。

 

 

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