ロールキャベツを自宅で作る人は多いかもしれませんが、調理工程が意外とめんどうですよね。以前放送された『ごごナマ』(NHK)には、料理愛好家の平野レミさんが出演。手間のかかる料理を簡単に仕上げた“時短レシピ”を紹介していました。
巻かないロールキャベツで旨味アップ!
同番組に登場したレシピは、肉を巻く手間を省いた「食べればロールキャベツ」。まずは叩いてミンチにした豚肩ロース薄切り肉300g、片栗粉大さじ1と1/2、ケチャップ大さじ1、オイスターソース小さじ2、ナツメグ小さじ1/8、塩小さじ1/2、黒こしょう少々をよく混ぜ合わせ、“肉ダネ”を作ります。豚肉は“ミンチにした肉”を使うことで、“ひき肉”よりも旨味が出てジューシー感もアップするそう。
次に叩いて潰したにんにく2片、オリーブオイル大さじ2を鍋で炒めたら、ざく切りにして芯を叩いたキャベツ1/2個、くし切りにした玉ねぎ1個、2~3cm幅に切ったベーコン4枚、半分に切ったミニトマト12個、ローリエ1枚をそれぞれ“半量”だけ入れましょう。8等分にした肉ダネをのせたら、その上から残り半分の具材をかぶせます。ちなみに、具材は“ミルフィーユ状”になるよう、均一に広げて入れるのがポイントですよ。
見た目は全然違うけれど、食べてみると!
続いてローリエ1枚、チキンスープ1と1/2カップ、オイスターソース小さじ1、ハーブ塩小さじ1/2、こしょう適量で味つけし、フタをして中弱火で約20分間煮込んでください。あとは塩・こしょう各適量で味を整えて、仕上げに粉チーズ、みじん切りにしたパセリをお好みで振りかければ完成です。通常の“ロールキャベツ”とは違う見た目ですが、はたして肝心のお味は…?
実食した俳優の船越英一郎さんは、「うまいなんてもんじゃない!」「スープの中に全ての旨味が凝縮されてる。口の中に一緒に入れたら完全にロールキャベツ」と大絶賛。平野さんも「おいしければいいんですよ、結局ね」とコメントしていたため、“味が同じならOK”という人にはピッタリなレシピかもしれません。
同番組の視聴者からは、「調理工程を省いた分、失敗しないで作れそう!」「今度作る時はひき肉じゃなくてミンチ肉を使ってみようかな」といった声が上がっています。
コーンフレークスを活用!?
平野さんが考案した時短料理は「食べればロールキャベツ」だけではありません。人気料理家のレシピを数多く掲載しているサイト「みんなのきょうの料理」では、平野さんが考案した「平成ごっくんコロッケ」の作り方を公開。コロッケの形にする手間はもちろん、揚げる手間も不要なのだそう。
同レシピは玉ねぎや合いびき肉など、通常のコロッケと同じ材料を活用。炒めた食材を塩・こしょうやナツメグで味つけしたら、レンチンしたじゃがいもの上にのせます。そして極めつけに、“コーンフレークス”をトッピング。このトッピングのおかげで、一切揚げなくてもコロッケのサクサク感を楽しめます。
実際に作った人からは、「ちゃんと口の中でコロッケになった!」という声が。脂分のとりすぎを気にする人にもおすすめの一品です。
平野さんの“時短レシピ”で、めんどうな調理工程を省いた人気おかずを作ってみてはいかがでしょうか?
文/牧野聡子
参照/「みんなのきょうの料理」公式サイト「平成ごっくんコロッケ」https://www.kyounoryouri.jp/recipe/8402_%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%81%94%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%93%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B1.html