おうちで滑舌を鍛える方法

「上手な聞き返し方」を取り上げましたが、そもそも「聞き取れない」問題が発生しないように、自分自身も普段から相手が聞き取りやすい話し方を心がけたいもの。聞き取りにくい原因として“滑舌の悪さ”が考えられますが、どうすれば滑舌を鍛えられるのでしょうか。

 

以前放送された『チョイス@病気になったとき』(NHK)では、“舌と唇の若返りトレーニング”を紹介していました。同番組の説明によると、“吹き戻し笛”があれば“唇と頬の力”を鍛えられるとのこと。1日10回ほど力強く吹くだけでOKです。

 

他にはスプーンを使ったトレーニング方法も。まずスプーンを口の中に入れます。舌の中心部をスプーンの丸く膨らんだ部分につけて、上あごに強く押しつけてください。朝晩2回(各10回)を目安におこなえば、舌の筋肉が鍛えられます。ちなみに2か月ほどトレーニングを続けると、舌と唇の動きが改善。滑舌が良くなるので、よく聞き返される人は取り入れてみてもいいかもしれません。

 

フレーズを変えるだけでガラッと印象が変わる「上手な聞き返し方」。咄嗟に「えっ?」と言いそうになった時は、今回紹介したアドバイスを思い出してみてくださいね。

 

文/河井奈津