仕事中にわからないことがあった時、すぐに質問するのが社会人のマナー。「聞くだけ」というシンプルな行動ですが、実は聞き方を変えるだけで“デキる人”に近づけるそう。ワンランク上の“質問力”を習得するには、何を心がけるべきなのでしょうか?

“質問するだけ”はNG!?

まず確認しておきたいポイントは“質問のダメな例”。ネット上に寄せられているコメントをまとめると、「答えだけを聞こうとして、質問を丸投げするのはNG」「相手を責めるように質問するのはやめてほしい。プレッシャーになって返答しづらくなる」といった主張が。ビジネシーンで質問する際は、「聞く内容」と「話し方」を気にした方がいいのかもしれません。

 

一方“良い質問の例”は「先に自分の意見を伝えた上で、相手に聞きたいことをたずねる。質問だけした場合、相手に『自分で考える気がない』と思われます」「質問はヒントを得る手段だから、見識がある人に意見や体験談を聞くのがいい」などがあげられていました。

 

自己分析が大切!

“質問力が高い人”は、他にどのような点を意識しながら質問しているのか気になるところ。たとえば上達のコツとして「普段から“自分は何を知りたいのか”と考えるクセをつける。自己分析をくり返していくと、良い質問が思いつきやすくなります」「質問時は抽象的な表現は避けた方が良い。具体的な数字を使って、わかりやすく説明するべき」といったアドバイスが寄せられています。

 

また質問は“聞く力を高めること”も大切らしく、「相手の言葉を最後まで聞き、伝えたい内容をしっかり把握する。たまに話を遮って質問する人がいるけど、相手を不快にさせるのでやめましょう」との声も。質問力と聞く力の2つを習得すれば、円滑なコミュニケーションが実現できそうですね。

 

ここで気になってくるのは「質問力を鍛えるメリット」ですよね。実際にトレーニングした人からは「ミスが劇的に減った」「会話する機会が増えた影響で、人間関係が良くなった気がする!」といったエピソードが見られました。