普段のナチュラルメイクに、上手に人相学を取り入れる“開運メイク”。いよいよ今回で最終回となりました。

 

コロナ禍でマスクが日常生活の一部になってからというもの、口紅やチークをしない方が増えました。マスクで隠れて見えないし、マスクが汚れてしまうのが気になる…という理由が多いのだそう。

 

でも人相学からみると、チークと口紅は、女性の開運運にとーっても大切なポイント。ここはぜひ「どうせメイクしても、人から見られないから塗らない」ではなく、「自分を大切にするためにチークとリップを塗る」という考えにシフトしてほしいと思います。今日は、チークとリップがマスクに付きにくくなるコツも併せてお伝えしますね。 

「バラ色の頬=幸せ顔」と言っても過言ではない

体調が良いときや気分が良いときって、パッと顔色が明るくなりませんか?逆にストレスが溜まった時や、疲れている時に「顔色が悪い」とか「暗い顔をしている」と言ったりしますよね。

 

人生が幸せな時には「明るい顔になっている」と言うように、幸運は明るい顔に引き寄せられます。その明るさを担っているのがチーク。明るい顔色とは、ぽっと頬が自然な血色に染まっている状態のことです。ですから、幸せに見えるチークの入れ方をマスターしておいて損はありません。

 

チークの色に悩んだときは?

ピンク、オレンジ、ベージュにローズなど、チークの色には様々な種類があります。最近はイエローやパープルといったカラフルなチークも増えてきました。たくさんの色を目にすると、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

 

でも“開運”を意識するなら、幸せなときの肌と同じ色を使うのが正解。つまり、自然な血色に近い、明るいコーラルがオススメです。細かなパール入りで自然な艶を演出しましょう。大粒のラメ入りのものは、30代以降の肌には、キメが粗く悪目立ちして見えることがあるので気をつけて。

大きめのチークブラシでふわっと幸運を呼び寄せる 

人相学では、「顔の色ムラ=運のムラ」。これは、体調やメンタルの調子が悪いと血行が悪くなって、目の下にクマができたり顔がくすんだりして、顔色にムラができることに由来しています。

 

チークは、大きめのブラシを使って頬骨のあたりに塗ると、ふわっと優しく発色してムラづきを防げますよ。小さなブラシで塗ると色ムラができやすいので、なるべく使わないようにしましょう。

 

フェイスパウダーでマスク移りは防げる

マスクをするときは、チーク塗ったあと、仕上げに透明のフェイスパウダーを顔全体にふわっとのせてみてください。フェイスパウダーが透明のヴェールの役割を果たし、マスクへの色移りを防いでくれます。

 

なお、このときに使うフェイスパウダーは色つきではなく、必ず透明タイプを選ぶこと。そうしないと、フェイスパウダーの色が結局マスクについてしまいます。 

口紅の色も「バラ色」を意識して

チークが終わったら、最後にリップを。開運メイクの仕上げに欠かせないプロセスです。チークと同様、自然な血色を演出するコーラル系にすると、普段のメイクに人相学メイクのノウハウを自然に取り入れられます。

 

最近流行りの濃くてマットなブラウン系リップは、顔色を明るく見せるのが難しいので、メイク上級者さん向け。普段のナチュラルメイクの範囲内で人相学を取り入れたいなら、避けたほうが無難です。

顔のスキマから運は逃げる

リップを塗るときに、とても大切なのに最近忘れられがちなことがあります。それはリップブラシを使うこと。今はリップスティックやチップで直接塗る人が多いと思いますが、それでは輪郭がかすれて、細かな隙間ができることがあります。

 

人相学では、顔のスキマから運は逃げると言われており、隙間のないキレイな輪郭は実は重要なポイント。ひと手間かけてリップブラシで塗ると、隙間のない美しいリップラインに仕上がります。

 

綺麗に塗りたいなら「笑顔を作れ」!?

1日目に、人相学は「にこやかで幸せそうな顔を作る」ことをゴールにしているとお伝えしました。まさに「笑う角には福来たる」で、にこやかな表情のカギを握るのが“口角”。口角が上がっているか下がっているかで、人の印象はガラッと変わります。

 

口角が上がった笑顔の口元を作るために、まずは鏡の前でニッコリ微笑んでみましょう。その微笑んだ唇の形をキープしたまま、リップブラシで口紅を塗ると、あら不思議!!優しく微笑んだような口角がキュッと上がったリップラインが描けますよ。ぜひ試してみてくださいね。

仕上げに必ずティッシュオフ 

口紅を塗り終えたら、最後に軽くティッシュでおさえると、マスクに移りにくくなります。また、マスクの中は呼気の湿度のせいで皮むけや乾燥など唇があれやすい状態。口紅を塗ることで保湿し、あれを予防する効果もあります。

運気が回復するメイク直しテクがある!?

 朝、バッチリメイクをして出かけても、仕事でバタバタ!午後になってふと鏡をみたら、すっかり疲れた顔の自分がうつっている…これだとせっかくの運気も逃げていってしまいそうですよね。こんな事態に役立つ化粧直しテクを知っていると、午後からも運気をバッチリ回復できますよ。

 

化粧ポーチに入れて持ち歩いてほしいもの

  • 普段使いの美容液か化粧水(小分け容器に入れて)
  • フェイスパウダーとパウダーブラシ
  • メイク用スポンジ
  • チークとチークブラシ
  • リップとリップブラシ

 

メイク直しの順番はこちら

①メイクスポンジに、美容液か化粧水を少し含ませる ②小鼻の周りや頬など、メイクが崩れた部分に①のスポンジを滑らせる(崩れたメイクを落とす効果と、保湿のダブル効果に) ③フェイスパウダーをパウダーブラシに取り、メイクオフした部分を塗り直す(フェイスパウダーがない場合は、メイクスポンジの何もついていない面にパウダーファンデを少量取り、メイクオフした部分を塗り直す)

チークとリップを塗り直す

 

ちょっとしたことですが、やるとやらないとでは大違い。特にチークを塗り直すと血色が戻って元気よく見えますよ。

実は「髪」も運気を左右する!?

人相学には実は、顔だけでなく髪も関係しているってご存知でしたか?なんと言っても、髪は艶が命。ドライヤーの時にヘアオイルやヘアエッセンスをつけて、髪質のケアをしたり、お出かけ前にツヤ出しスプレーを振ってみて下さいね。

 

 

4日間にわたって、数ある人相学メイクの中から、いま手持ちのメイク道具で、普段のメイクに取り入れられそうなものを厳選してお伝えしました。すぐに真似できそうなテクニックから取り入れてもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

 

人相学メイクが、2021年という新しい一年を、思いっきり幸せに過ごしていただけるきっかけになることを、心から願っています。

 

 

 

文/福井美余 撮影/スタジオ309