仕事や育児で忙しくても、好きな服やアクセサリーを身につけたいですよね。しかし世の中には「母親らしい服を着るべき」という風潮があるのも事実。親になったら、着たい服を着れなくなってしまうのでしょうか?

“母親らしい服装”ってなに?

そもそも「母親らしい服装」とは、具体的にどのような服装を指しているのでしょうか?

 

ネット上の意見をピックアップすると、「シンプルなTシャツやシャツを着ていれば、母親らしい服装なのかな…。露出が激しい服や派手な服を着ていなければ、問題ないと思う」「周りの雰囲気とマッチしたファッションが母親らしい服なのでは?保護者会や運動会に行っても恥ずかしくない服装を想像すればわかりやすい」などのコメントが目立ちました。

 

TPOをわきまえた服装=母親らしい服装と認識している人は多いようです。

 

他には、周りから悪い印象を持たれたくない母親からの意見も。「着たい服が着れない」と嘆くママは多く、「本当は短めのスカートや高いヒールを履きたいけど、周りの目が怖くてなかなか手が出せない…」「少しでも派手なファッションを楽しむと、ママ友に噂されます。嫌な気分になるので、結局無難な服を着る」といった声も少なくありません。

 

タレント・紅蘭さんの疑問に反響が

“母親らしい服装”に疑問を呈している人は多数いますが、1児の母であるタレントの紅蘭さんもその1人。今年9月、紅蘭さんは自身のInstagramに「最近よく『母親らしい格好しろよ』とDMやコメントを頂きます」と近況を綴っていました。

 

さらに「そもそも『母親らしい格好』とはなんなのか」「母親になったら着たい服が着れないのでしょうか?」とコメント。紅蘭さんの疑問に対し、「母親としての務めを果たしていれば、好きな格好をしてもいいと思う」など様々な意見が寄せられています。

 

最低限のマナーわきまえた装い、シチュエーションに適した格好を本人自身が意識することは、ママでなくても必要なことかと。また、親になったことで、それまでとは違ったファッションの楽しみ方を知ったケースも少なくありません。

 

ただし、周囲が期待するママ像に自分を落とし込むために服を選ぶというのは、今後ますます多様化していく社会のなかでは、あまり本質的ではないのかもしれません。