歩くときの姿勢を変えたら腹囲が5センチ細くなった
身体が重いと感じると、身体を動かすこと自体がおっくうになりがちです。ムリをすればするだけ、運動そのものがストレスの原因に。その結果、過食に走ってしまう可能性もあるそうです。
「身体を動かすのが楽しかったり、ストレッチが気持ちよかったりする場合はぜひ続けてください。でも、運動を苦行のように感じてしまうなら、あえて行わなくても大丈夫。それよりも意識してほしいのは姿勢をよくすることです。おへその5センチ下くらいの部分に力をこめ、身体を上に引き上げる意識でいると、下腹に肉が付きにくくなります」
歩いているときなどに意識すると、天然のコルセットをしているような効果があるそうです。実際、岸村さんがダイエット指導した人のなかには、腹囲が5センチ以上変わった人もいたのだとか。
「ただし、女性の場合、姿勢を意識すると身体が後ろに反ってしまうことがあります。腰に負担がかかってしまうので、かならず身体を上に引き上げることを意識してください。また、1日に3か所の場所に行く予定を入れるのもおすすめです。ランチを外食にする、帰りに少しだけウィンドーショッピングなど…。3か所行けば思ったより歩くので、運動が苦手な方にもいいですよ」
ダイエットの強い味方「痩せる食べ物」って?
ダイエットをする際、積極的にとるといいのは食物繊維とタンパク質の豊富な食べ物です。タンパク質は筋肉の元になり、代謝を良くしてくれます。食物繊維は腸内環境を改善したり、血糖値の急激な上昇を抑えたりする効果があります。しかも消化に時間がかかるので、少量でも腹持ちがいいのも嬉しいところです。
「ダイエットの強い味方になってくれるのは、なんといっても大豆製品。タンパク質も食物繊維も豊富で、野菜と肉のいいところどりができます。しかも、大豆タンパク質にはメタボの予防効果があるうえに、女性ホルモン作用があるイソフラボンや大豆サポニン、大豆レシチンという抗酸化力や脳の神経伝達を助ける作用があります。おからや納豆など、皮や豆を丸ごと加工した食品はとくに食物繊維が豊富。豆腐はそれほど食物繊維は多くないものの、食前に食べると満腹感が得られます。また、マグネシウムが多いため、便を柔らかくする効果があります。大豆製品はぜひ、積極的に食事のなかに取り入れてみてください」