義務教育校とは違う、オルタナティブスクールとは?
日本で一般的に多くの生徒が通学している小中学校は、学校教育法の第一条で規定され、文部科学省に認可された学校です。それ以外の学校と区別して「一条校」とも呼ばれ、義務教育とはこの一条校に通うことを意味します。
それに対し「オルタナティブスクール」と呼ばれる教育機関は、現在日本では明確な定義は決まっていないものの、フリースクールやホームスクール、無認可校も含め総称したものを指します。
フリースクールは一般的には不登校になった子の居場所としての意味合いが強く、規模もさまざま。「モンテッソーリ」「シュタイナー」などのスクールは、独自の理念と教育体制をもっており、なかには私立校として一条校に認められている学校もあります。
このように見てみると、意外といろいろありますよね。
どんな学びの場があっているのか、子どもと相談して見学や体験に行ってみるのもいいでしょう。
ただ、注意したいのは、一条校でないスクールに通う場合は、通学するべき一条校(原籍校)に籍を置くことになるため、原籍校の校長に届け出る必要があるということ。スクールから原籍校へは、生徒の出席状況や通知表が提出されるので、学校長が認めれば出席扱いとなる場合もあります。高校進学に必要になることもあるので、確認しておきましょう。