オルタナティブスクールでの子どもたちの声
日本の義務教育学校数は小学校がおよそ2万校、中学校が約1万校
(※C)あるのに対し、そのほかの教育団体・施設は300施設程度
(※D)となっており、まだまだ少ないのが現状です。
一条校に通うことが難しい場合や、家庭の教育方針によって、オルタナティブスクールでの学びを選択した生徒は、実際、どのように感じているのでしょうか。
●インターナショナルスクール
入学前はとにかく私はシャイで内向的でした。この学校で、いろいろな国籍の、ユニークな生徒達と、クラブや、授業での発表などに取り組んだ中で、私は前向きで、社交的になれました。
●サドベリースクール
ここだと、「自分は間違ってないんだ」、「自分は自分で良いんだ」と勇気が持てる。自分が生きたい様に生きたら良いよと言われている様な感じが嬉しい。
●フリースクール
シューレは家族みたいなところが大好きです。安心して過ごせる場所。シューレのおかげで自分がやりたい事がだいぶ見つかってきました。
自分が自分らしくいられる居場所を見つけられると、子どもは安心して学び、成長することができるようです。
一方で、不登校傾向にある子どもは「外に出る」「他者と関わる」ことにハードルを高く感じ、こうした教育機関に通うことが難しい場合も。
そこで新たな学びの場として生まれたのがネットスクールです。家にいながら通学できる、パソコンでのオンライン学習が注目を浴びています。次回は、角川ドワンゴ学園N中等部が新たに開講した「N中等部ネットコース」のお話を伺います。
文/早川奈緒子
(※A) 日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/01/new_inf_201811212_01.pdf#page=7
(※B) 文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1380952.htm
(※C)文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/syogaikoku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/10/1404260_03_1.pdf#page=15
(※D)文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tyousa/__icsFiles/afieldfile/2015/08/05/1360614_02.pdf#page=5
子どもの声参照/コロンビアインターナショナルスクール「在校生・卒業生・保護者からの応援メッセージ」 http://www.columbia-ca.co.jp/jp/senior/senior-testimonial/
新田サドベリースクール「利用者の声 生徒」
http://shindensudbury.org/wp-content/uploads/2014/11/c3026c9f24531fee994a55c562673727.pdf
フリースクール東京シューレ「子ども・若者の声」
https://www.shure.or.jp/freeschool/voices/children_youth/