
今回はランキングではなく、話題のアイテムを掘り下げます。実は、無印良品でいま売れに売れているという「発酵ぬかどこ」だそう。ぬかどこと聞くと、「大変そうだし、私には無縁」と敬遠する人も多いのでは?ところが、そこは、さすが無印良品。本格的でありつつも、取り入れやすく、私たちの生活に寄り添ってくれます。今回は、実際に編集部が無印良品の発酵ぬかどこを使ってみた感想をご紹介。株式会社 良品計画のPR担当にもおすすめの具材を聞きました。
無印良品のぬかどこって?
発酵ぬかどこ 1kg 890円(税込)

ぬかどこ用の保存容器を買ったり、漬け始めるまで準備の時間を要したり、そんな手間も不要。チャック付の袋なので、これにそのまま野菜を入れていきます。
この1袋があるだけでOK。買ったその日からぬかどこを始められ、翌日にはおいしいぬか漬けを食卓に並べることができるんです。

「間違いなくおいしい」定番野菜

ぬか漬けにするのに、「この野菜でないといけない」はありません。ただし、にんじんや大根、かぶなどの根菜類や、白菜やキャベツなどの葉野菜が合うとされています。その他の定番ラインナップは、なすやきゅうり。玉ねぎやみょうがも最近人気のようです。
いろいろつけて試してみたい!という人は、変わり種の野菜にチャレンジ。無印良品のPR担当さんも「おすすめです!」とお墨付きなのが、アボカドです。
これがおいしい!プレスが進めるひねり具材

そこで挙がってきたのが、チーズ、ゆで卵、豆腐。編集部ではこれらをすべて試してみました!チーズは、カマンベールチーズと切れてるチーズの2種類にトライ。
さあ、いよいよ実際に漬けていってみましょう!
超簡単!漬けるステップ
①皮のある野菜は皮をむき、流水で洗う

②洗ったら、水分をキッチンペーパーなどで拭き取る

③漬かりやすいように、断面が広い切り方でカットする

④好みによって塩分をプラス

⑤下準備ができたら、どんどん袋に入れるだけ!

⑥よーく揉みます



⑦冷蔵室で寝かせます

やわらかいものは…




完成!

定番野菜
- きゅうり…まるでお店の味。1日漬けて食べてみましたが、しっかり味が漬かってます。
- なす…きゅうりよりもしっかりと漬かっている印象。しんなりとしてうまみも出ます。
- 玉ねぎ…少し硬いですが、ぬかどこ風味が感じられます。少し長めに漬けてもいいかも?
- にんじん…こちらは好みで分かれますが、浅漬けが好きなかたは1日で十分そうです。
- みょうが…みょうが自体の香りとぬかの香りも合わさって、絶妙な香りを楽しめます。
ひねり具材
- アボカド…クリーミーさはそのままに、ぬかの少しクセのある味が鼻を抜けます。そのハーモニーがなんともやみつきになります。
- ゆでたまご……これはおいしい!ゆでたまごが、一気に酒のアテに早変わり。
- チーズ…カマンベールと切れてるチーズはまた違った趣。ぬかがチーズのくさみを昇華させるので、あえてリーズナブルなチーズを選ぶと味変を実感できます。
- 豆腐…こちらは、チーズの風味に似ています。カロリーが低いけれどガツンとくるアテが欲しいという日に、ぴったりです。
やってみると、ぬか漬けにすっかりハマってしまう理由が納得です。いろいろな野菜や具材で試してみて、おいしかったものはリピート…。そうしているうちに、あっというまに袋いっぱいにあったぬかどこを消費してしまうのです。
でも、大丈夫。無印良品では、替え玉ならぬ補充用のぬかどこ(250g・税込290円)も販売されています。ハードルがかなり高そうなぬか生活ですが、これさえあれば、簡単。お酒のつまみや、ママ友宅へのおもたせに。いろんな具をつけて「これは安定の味」「あれが意外とおいしかった」なんていいながら、ママ友と情報交換をするのも楽しいかもしれません。
人気で品薄の店舗も多いそうなので、早速近くの店舗やオンライン通販をチェックしてみてください。

文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/株式会社 良品計画