“くん”は男の子の呼称ではない!?

自分の子どもやよその子だけでなく、大人同士でも敬称をつけた呼び方をすることってありますよね。今でこそよく耳にする「ちゃん」や「くん」ですが、そもそもこの2つはどのような由来で使われ始めたのでしょうか。

 

実は「ちゃん」という言い方は、元々「さん」が変化した言葉。そして「さん」は「様」が変化した呼び方のため、「ちゃん」は「様」という意味を持っているのだそう。

 

また以前放送された『この差って何ですか?』(TBS系)では「くん」に関して、“どんな身分の者でも共通して敬うべき人物として用いられた言葉”と説明。初代総理大臣の伊藤博文さんも、全員が対等な立場で議論をおこなえるように国会で「くん」を使っていたそうです。「くん」といえば男の子の呼称だと思われがちですが、実際は身分も性別も年齢も関係なく使える便利な敬称でした。

 

ママ友などを不快にさせないよう、他人の子の呼び方には気をつけていきたいものですね。

 

関連記事:息子が初めて「ママ」以前の気まずい呼び方とは!?

 

文/河井奈津