シナモン揚げドーナッツ「パンケケ」(サモア)

次は、南太平洋にあるポリネシアの島国サモアのデザート「パンケケ」。現地では、串に刺して屋台で販売されているポピュラーな一品です。

 

「シナモンの風味とモチモチした食感がオススメの一品です。沖縄のサーターアンダギーに少し似ている気がします。揚げたてに、アイスクリームなどをのせて食べると美味しいですよ!」

 

サモアのポピュラーな食材は、タロいも、ココナッツ、魚、豚肉など。調理法も独特で、ウムという地面に穴を掘って石を置いたオーブンを使って、蒸し焼き料理を作ることもあるのだとか。南国の知恵が詰まったレシピは、暑さを乗り越えるのに重宝しそうですね。

シナモンが香る、サモアのパンケケ

【材料(2人分)】

A|薄力粉…300A|ベーキングパウダー……小さじ1 A|シナモン……小さじ1

卵……2個

B|牛乳……70B|砂糖……50g

揚げ油……適量

 

【作り方】

Aを合わせてふるいにかける。 ② ボウルに卵を入れ、軽くほぐし、Bを加え、混ぜる。を加え、なめらかになるまで混ぜ、冷蔵室で30分寝かす。 ③ ②をスプーンでひと口大にすくいとり、 180度の油にそっと落とし、8分ほどキツネ色になるまで揚げれば、出来上がり。

 

次回は、暑い夏でも頑張りたいアナタに、パワーがつくスタミナメニューを紹介します!

 

PROFILE 本山尚義

本山 尚義シェフ
1966年神戸市生まれ。「世界のごちそう パレルモ」オーナーシェフ。大学在学中に料理に目覚め、日本国内のレストランでフランス料理などを修行。その後、世界30カ国をまわり、現地の人々と関わり合いながら料理を学ぶ。1999年神戸市に世界の料理を提供する「世界のごちそう パレルモ」をオープン。著書は『世界のごちそう 旅×レシピ』『全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ』『世界のおつまみレシピ』。 

 

文/立岡美佐子