最近はリモートワークが広まった影響で、以前よりも在宅で働く人が増えてきました。多様な働き方を取り入れる企業が増えるなか、株式会社LIFULLは今年7月、“場所に縛られないワークスタイル”という新アイデアを提案。いったいどのような働き方なのでしょうか?

「どこでも働ける環境」を実現!?

不動産情報サービス事業を展開するLIFULLが立ち上げたのは、“オフィスをシェアし合う”というプラットフォーム構想「LivingAnywhere Commons」(以下、LAC)。「LAC」は様々な企業や自治体の全国にある拠点を共有し、地方でも働ける環境を整備するのが目的です。

 

たとえば、全国各地に“共有オフィス”を作れば、地方在住の人は居住地近くのオフィスに通えばいいので、都市圏の会社に行く必要がありません。「LAC」のプラットフォーム構想を知った人からは、「転勤が多い人も助かるワークスタイルだね」「結婚して引っ越すことになっても仕事を変えなくて済むんだ!」など、期待の声が相次いでいました。

 

「LAC」の導入企業が増えるほどメリットも増える!

自社のオフィスや自宅以外に働く場所ができると、ほかにどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

「LAC」の公式サイトによると、プラットフォーム構想の導入により“セレンディピティの活性化・事業継続リスクの分散化・地域貢献の促進”などが期待できる模様。同構想に参加する企業が増えれば、企業間のネットワーク効果が高まってオフィス維持やBCP(事業継続計画)対策の費用軽減にもつながるようです。

 

ちなみに同構想に参加する企業や自治体は現時点で79団体。クラウドソーシングサイトを展開する株式会社クラウドワークスや、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のヤフー株式会社などが賛同しています。今後「LAC」が“場所に縛られない働き方”をどのように実現していくのか注目しましょう。