不正利用された際、補償されるのは何日まで?

クレジットカードの不正利用でやっかいなのが、自分のカードが利用されたことに気づきにくいことです。利用明細書が届くのはほとんどが月1回。不正利用されてから利用明細書で確認できるまでには、タイムラグがあるのです。

 

しかも、そもそも利用明細書を確認していない人がいます。最近では、利用明細書が発行されず、ウェブ上で利用履歴が確認するケースが増えてチェックし忘れるケースも。これでは、不正利用に気づかないのもムリもありません。

 

万が一、不正利用されていた場合は、多くの場合60日以内に申請すればカード会社からの補償が受けられます。しかし、60日を超えると、補償の対象外になってしまいますので、利用明細書を確認すること、不審な点は問い合わせることが大切になります。

 

ですので、利用明細書を毎月1回確認する習慣を身につけましょう。そうすれば、身に覚えのない請求があっても気づけるはずです。もし身に覚えのない利用があった場合は、すぐにカード会社に連絡して利用を停止してもらいましょう。

 

中には「単に自分が使ったことを忘れていただけ」というケースもあるようですが、それでも不正利用が疑われるのであれば、問い合わせるのが得策です。

 

冒頭にお伝えした事件を見ると、クレジットカードの情報はいつ狙われているかわからず怖い、と思われる方もいるでしょう。しかし、所定の手続きをとれば補償が受けられます。普段の使い方に気をつけるとともに、明細書の確認で不正に気付づくようにしましょう。

 

文/畠山憲一