—— 今度は小林さんに伺います! 声優の大先輩にこの場を借りて何か聞いてみたいこと、アドバイスしてほしいことはありますか?
小林さん
パンタンちゃんはカンフーができる女の子で、「はっ!」「やっ!」というセリフが多かったんです。収録中なかなかうまくできなくて……。どうやったら自信を持ってできるのか教えてほしいです!
山路さん
最初は「恥ずかしい」「できません」って言ってたけど、終わりのほうはちゃんとできてたよね。あまり強そうに声を出す役でもないから、あれで完璧だったと思うよ。
三瓶さん
そうそう。最強!じゃなくてまだ修行中のそこそこの使い手だから、可愛くていい感じでてたと思う。
山路さん
「できません!」って恥ずかしげに言う感じがすごく可愛くてツボだったんだ、実は(笑)
三瓶さん
アハハハハ!!
小林さん
あともうひとつ。実は花粉症なんですけど、おすすめのケアの方法とかありますか?
三瓶さん
私、花粉症じゃないんですよ(笑)
山路さん
僕も花粉症じゃない、アハハハハ。
三瓶さん
でも苦労している声優さんはすごく多いですね。鼻の粘膜焼いたりしたっていう話も聞いたことあるかな。
小林さん
風邪もひきやすいので、普段のケアとか伺いたいです。特にノドのケアが気になります。
三瓶さん
マスクして寝る、くらいしかやってないなぁ。
山路さん
口呼吸しないように、口にテープを貼って寝る人もいるよね。あと鼻うがいもいいって言うよね。
—— と少し前に酷使したノドには油がいいと言う話を、声優・梶裕貴さんとお医者さんのトークイベントで聞きました。良いオリーブオイルで喉を潤すという意味では、正しい方法らしいです。
三瓶さん
お肉の脂がいいって聞いたことがあって。喉を酷使して声が出なくなったとき、そのまま一人焼肉に行きました。声は少し出るようになったけれど、最終的には早く寝ることが一番の回復方法だと気付きました(笑)
小林さん
規則正しい生活をするってことですね。心がけたいと思います!
山路さん
歳とるとだんだん眠れなくなるから、今のうちにたくさん寝ておいたほうがいいよ(笑)
—— 三瓶さんに伺います。映画第2弾を経て、改めて感じた「おしりたんてい」の人気の秘密を教えてください。
三瓶さん
やっぱりおしりであることですね。インパクトがすごい。おしりだけど紳士、おしりだけどダンディ。キャラクターたちの見た目と中身のギャップが魅力だと思います
—— こんなに“おしり”というワードを口にすることないですもんね、普段。
三瓶さん
“おしり”という言葉にものすごく過敏に反応してしまいます。なんでこのビジュアルを思いついたのかなって、改めておもしろく感じちゃいますね。ビジュアルがすごくかわいくて、魅力溢れるキャラクターが多い。おしりたんていなので、事件も起きる。かいとうUもそうだけど、悪者ですら憎めない。ついクスッとしちゃう惹きつけられる魅力が登場するキャラクターすべてにあると思います。
—— かいとうUは今回もかっこよく去って行きますよね。
三瓶さん
“アデュー(さよなら)”じゃないよ!ってね(笑)
—— では最後に。この作品を楽しみにしているママ、パパ、子どもたち。CHANTO WEBの読者へのメッセージをお願いいたします。
小林さん
一緒に謎解きが楽しめるというおもしろさも「おしりたんてい」の魅力です。お子さんと一緒に観に行くときは、パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、大人の方たちも一緒に楽しんでください。映画を観終わった後には、たくさんお話をしてください。中身がぎゅっと詰まったおもしろい作品なので、きっとみんなで楽しめるはずです!
山路さん
パパたちは泣くかもしれないですね。娘さんのいるパパは特に泣いちゃうかもしれません。娘にあんなこと言われたら…って思うとね。
—— 山路さんも涙出ちゃいましたか?
山路さん
歳をとると涙腺が弱くなってね(笑)。それも泣いちゃった理由かもしれないけれど、「私を連れてって!」というシーンにはグッとくるものがありました。泣くのを覚悟で観に行ってください。
三瓶さん
パパはぜひ、おしりダンディから“ダンディ”を学んでください。子どもたちは、前のめりに楽しんでくれる作品です。ママもパパも一緒に「おしりさがし」に参加してください。
—— 結構難しいですよね「おしりさがし」。
三瓶さん
そうなんです! 絵本もそうですが、アニメでも毎週子どもと一緒に観ていて、探せないこともあります。子どものほうがよく見つけています。親子で真剣に競争してみるのもおもしろい楽しみ方かもしれません。
ただし、真剣に探したのにおしりが見つけられなかったら、映画は巻き戻しができないので、リベンジすべく再度映画を観ていただければと思います。さらに今回はおしりたんていと一緒にみんなで謎を解いていくような場面や、おしりたんていとおしりダンディと映画の中で一緒に遺跡探しの冒険をする、ハラハラするシーンがたくさんありますので楽しみにしていてください。
取材・文/タナカシノブ