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vol.34 コロナ禍での夏の旅行・帰省

育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.34は「コロナ禍での夏季旅行・帰省」についてです。

7月も半ばを過ぎ、夏休みの時期になりました。本来ならば帰省や夏の旅行に心躍る時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で状況が一変しています。東京を対象外としながらGo to トラベルキャンペーンは実施となりましたが、全国での感染者数は未だ拡大を続けており、親として外出への懸念は拭えません。

 

非常に悩ましい状況の中で旅行や帰省に行かないと決めた人たちも多いと思いますが、その人たちは本来の旅行の予算をどう使う予定なのか?今回は、CHANTOモニターのみなさんにコロナ禍での夏の予定の有無とその予算の使い道について尋ねました。

旅行の予算で家電の購入!?今夏のお金の使い道


「今夏は旅行や帰省を行う予定はありますか?」と聞いところ、「ある」38%、「未定」33%、「ない」29%と、「ある」の回答が若干多いものの、各回答が約3割ずつに分かれる結果となりました。

 

「未定」「ない」と回答した人が全体の62%を占めており、多くの人がこの夏の旅行について二の足をが踏んでいることが伺えます。感染が再び広がる中で人が行き来することへの懸念だけでなく、子どもの学校の夏休みが短縮された影響や、ママやパパも従来通りの夏休みがとりづらくなっていることの影響もあると考えられます。

 

では、旅行や帰省に使うための予算は何に使う予定なのでしょうか?

 

「ない」と回答した人、さらに「ある」と回答したけれど規模を縮小する予定の人に「旅行の予算を何に使う予定か教えてください」と自由回答で答えてもらいました。

 

一番多かったのは「貯金」という意見。コロナ禍により経済が低迷し、先行きの見えない不安に備えておきたいと考えている人が多くいることがうかがえます。「貯金」の次には「学費」「生活費」が続きました。

 

旅行に代わる楽しみにお金をかけたいという人も多く、「外食費」「近場でのレジャー」「家電の購入」という回答も集まっています。

 

注目したいのは、「家電の購入」です。コロナ禍により食費が増加、そのためホットプレートやホームベーカリーなど調理家電の買い替え・買いたし需要が生まれました。また外出自粛期間中にテレビやホームシアターを購入した人も多く、おうち時間を快適にするための家電への投資はこの夏も続くことが予測されます。

 

家電の他には「自転車」を購入すると回答した人も。緊急事態宣言以後、公共交通機関での移動を避けるために自転車で通勤する人も増えており、自転車の需要も高まっていると言えそうです。


 

1日1日変化する状況に、旅行や帰省をどうするか悩んでいる人も多いと思います。旅行に行くのならば、感染しない・させないための配慮をしっかりと行いながら楽しみたいものです。旅行に行かない人は、その分の予算を家の設備の拡充や自分や家族の楽しみのため使うと気持ちの充足につながりそうです。今年は、例年通りの夏休みとはいきませんが、違う角度から思い出に残る夏になるような計画を立ててみましょう!

 

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取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里

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©️CHANTO調べ 調査期間:2020年6月23日〜6月25日 調査対象:CHANTOモニター112人