新人のうちは“早出”が当たり前の時代は今は昔

一方で、相談者の上司をフォローする人も少なくありません。

 

たとえば「強制ではなくて、電車の遅延などのトラブルに備えて早く来るように助言しているのでは?」「新人のうちは前もって準備することがたくさんあるから」など、上司の意図を汲もうとする意見が。

 

そのほか、「ただ従うのではなく、上司が早く来るように伝えた理由も考えましょう。意図を把握するだけで、1つ1つの行動がより意味のあるものになる」といったコメントも見られました。

 

今回のケースは、上司としては自分の新入社員時代の経験則から余裕を持って出社するのが望ましいとアドバイスをしただけかもしれません。その助言から学ぶべきことも大いにあるでしょう。

 

一方、前提として、早出を命じると労働基準法上、労働時間とみなされる場合があります。たとえ上司が、自分が若いときは自主的にそうしていたとしても、ルールに則った適切な指導が求められるのではないでしょうか。