契約書や請求書などの書類に“ハンコ”を押す「押印業務」。当たり前のようにおこなわれている業務ですが、最近は押印を廃止する企業が増えてきているよう。なかでも注目されているのは、サントリーホールディングス株式会社による“脱ハンコ”の取り組みです。

大手企業の押印業務がなくなる?

これまでサントリーホールディングスでは、契約書などの申請や承認を原則“押印”で対応していました。ところが、在宅勤務が広まった影響で“ハンコを押すため”だけに出社する社員が続出する事態に。“ハンコ文化”が根強いため、今まで当然のようにおこなわれてきた押印業務ですが、ネット上では「押印のために出社って超無駄な気がする」「ハンコにこだわらなくてもいいのでは?」といった声が相継ぎました。

 

そこでサントリーホールディングスは、在宅での業務がスムーズになるよう“書類の押印”を省略する方針に変更。6月以降にパソコンやスマートフォンで対応できる“電子決裁”を順次導入します。

 

サントリーホールディングスの新システムを知った人からは、「押印は多くの時間が必要だから正直手間にしかならない。サントリーのようにハンコ文化を廃止する企業が増えてほしい」「仕事上でも、昔から続いている習慣って何も疑わずにおこないがち。『実は無駄かもしれない』という視点を持つことが大切」などの意見が寄せられていました。