タイマーセットにフィルタリング…有効な対策は?

アンケートを見ていると、ママ達が子どものために知恵をこらしてネットから子どもを守っていることがわかります。すぐに取り入れられそうなアイディアをご紹介しましょう。

 

タイマーで視聴時間を計測し、またYouTubeを視聴する際はテレビに接続して家族みんなで見るようにした。そうすることで危険なサイトを観てしまう不安はなくなる(44歳専業主婦/長男8歳)
LINEを親子でやりあったり、インターネットの話をしたりして、常に話題を共有するにした(43歳主婦/長女11歳次女8歳)
宿題などやることを全部やったご褒美として見せている。やる気が進まないものもYouTubeが見たいから頑張ってる様子がうかがえます(42歳自営業/長女7歳)
スマホにはフィルタリングをつけたり、利用時間に制限をつけたりしています。スマホは、自分の部屋ではなくリビングで使用するよう決まりをつくっています(39歳公務員/長女14歳次女12歳)

 

ネットの長時間利用への対策は、まず時間を把握させることですよね。

 

タイマーもいいですし、スマホの「スクリーンタイム」や「Googleファミリーリンク」などのペアレンタルコントロール機能を使ってデジタルできっちり制限することもおすすめです。親の声掛けも大切ですが、仕事に集中するあまりにうっかり時間を過ぎてしまって曖昧になると、子どもも約束を守らなければという意識が低くなってしまいます。

 

まずは制限時間を越えていることを把握させることが大事です。もし「この動画はあと2分だから最後まで見たい」といった要望があったときは、延長するなどして対応してあげてください。

 

また、ネットをご褒美にする、スマホと物理的に離れる、テレビで視聴させるといった対策もいいですね。もし子どもに見せたくないような動画が流れたら、「これはなぜ良くないか」を説明して違う動画を見せましょう。そして親子で楽しめる面白い動画を見つけられたら、子どもの興味や関心を広げさせることもできます。

 

こうして、ネットは親とも楽しめるもので、何でもオープンに話し合えるという下地を作っていくことが大切です。親も一緒に調べたり、考えたりすることでネットリテラシーも高まります。親子で触れあいながら、「ネットの正しい付き合い方」を学んでいけるといいですね。

 

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文/鈴木朋子

©CHANTO調べ 調査期間:2020年6月3日~2020年6月10日 調査対象:0~23歳の子どもがいるCHANTOモニター65人