わきの下など“関節叩き”で身体の循環がスムーズに


さて、ここまで免疫力を上げるツボをご紹介してきました。もうひとつ、ツボ押しと同じくらい簡単で、免疫力を上げる効果がある「関節叩き」を紹介しましょう。

 

関節のある部分には、太い血管が下に流れています。ところが、関節は折れ曲がるため、血流やリンパ液などが滞りやすくなる場所でもあります。

 

停滞しがちなこの部分を叩くと、その刺激で流れがスムーズになり、免疫力もアップ!ツボ押しと合わせて行うことで、さらなる免疫力アップの効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。

 

叩くだけで効果抜群!「関節叩き」のやり方

 

関節叩きのやり方は簡単。わきの下、ひじの内側、鼠径部、ひざの後ろの4か所を洋服の上からパンッパンッと音が出るくらい手のひらで叩くだけ。起きた時や寝る前に5回くらいずつ行うのがいいでしょう。

 

これらの関節の中でも、とくにリンパ管が通っている「わきの下」と「鼠径部」は効果が出やすい部分です。

 

子どもの寝かしつけで抱っこしたり、デスクワークなど、長時間同じ姿勢でいた後に行うのも効果的。関節叩きをすると、身体が温かくなり、循環がよくなっているのを実感できるはずですよ!

 

ツボ押しは、ほんの短時間でも十分効果が得られる、強い味方です。たとえ、1日のうちに1分程度しかツボ押しの時間がとれなくても、毎日続けたら1年で6時間も自分の身体をいたわることになります。

 

気軽で簡単にできるので、ぜひ習慣化して元気な毎日を過ごしてくださいね。

 

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文/齋田多恵