大変なのはパーツを外す作業、これだけ!
楽しくクリスマスを終えたあとは、気持ちよく新年を迎えるためにも、キッチンの大掃除に取りかかりたいところです。が、キッチンにはとにかくいろんな種類の汚れが混在しているので、汚れ別に選ぶ洗剤と掃除する方法を変えることが、ラクな掃除への第一歩!
まずは、キッチンの大掃除といえばの、換気扇とレンジフードから! 大ヒット洗剤「茂木和哉」など、掃除と洗剤を知り尽くした茂木和哉さんの書籍「
落ちない汚れをラクに落とす掃除術」より、ラクな掃除方法を紹介します。
「難易度高め」に思われがちですが、
大変なのはパーツを外す作業、実はこれだけ!あとは、つけ置きするだけで、勝手に汚れは落ちてくれます。半年に一度だけでいいので、思い切ってチャレンジを!
ポイント 洗剤選び
茂木和哉さんの提唱している「#茂木流掃除」。実は、
家中の掃除に使う洗剤は「たったの5本」! 落としたい汚れに応じた洗剤さえ選べば、それだけでラクに掃除はできてしまうんです。換気扇やシロッコファンについているのは、油汚れ。そしてパーツが取り外せるため、
「酸素系漂白剤」を使います。酸性である油汚れを落とすのは、アルカリ性洗剤。粉末タイプの酸素系漂白剤も、じつはアルカリ性洗剤に属します。油汚れの量が多く凝固したものは、アルカリと酸素の2つの働きで落とす粉末タイプの酸素系漂白剤でつけ置きするのが最適です。
実践! 換気扇とレンジフードのほったらかし掃除
1、パーツをはずす
レンジフードを開け、フィルターと換気扇本体(またはシロッコファン)を取り出す。フードも取りはずしできれば行う。ネジなどのパーツは、ひとまとめにして保管しておくこと。ちなみに掃除前のフィルターの写真はこちら
2、段ボール箱の内側にゴミ袋を重ねる
シンクやバケツを使うと、分解された汚れが付着して
あと片づけが大変に。使い捨てできる段ボール箱とゴミ袋を使えば、気軽に作業できる。
3、洗浄液(つけ置き液)を作る
ゴミ袋に
湯(40~50℃)を、袋の真ん中程度まで入れる。湯5ℓに対して40gの酸素系漂白剤を加え、よく混ぜて溶かす。
4、パーツを洗浄液に浸し、袋の口をしばる
パーツをゴミ袋の中に入れ、洗浄液に浸す。パーツが洗浄液にすっぽりつかるように、水面のラインで口をしばって結ぶ。
5、段ボール箱のふたを閉めて1~2時間置く
保温効果が高まり、洗浄液の温度(40~50℃)が下がりにくくなる。
洗浄効果が高まるので短時間で汚れ落とし&除菌ができる。このまま1~2時間、放置しておく。
6、古歯ブラシで残った汚れをこすり落とし、乾かして完了!
ご覧のとおり、油汚れはすでに落ちている状態! カスのようなふわふわした汚れが残っている場合は、
古歯ブラシで軽くこすって落とす。あとは、水で洗い流して自然乾燥させるだけ! 再度取り付ける前に、乾いたタオルで水けを完全に拭き取って、フィルターと換気扇(またはシロッコファン)を戻してください。掃除したあとの写真が左。ラクなのに油汚れがスッキリ!
「#茂木流掃除」のキッチンと換気扇のラクな大掃除、いかがでしたか?ポイントは
「洗浄液の温度をキープすること!」です。酸素系漂白剤はお湯のほうが力を発揮するので、袋をしばって、さらに段ボールで保温することで、洗浄効果をアップすることができます。洗剤の使い方を熟知した、茂木和哉さんならではのラクちん掃除術です。これから大掃除をするという方、ぜひマネしてみてください!【関連記事】
#茂木流掃除なら漂白剤の洗い流しが不要⁉浴室の天井カビ取り掃除
#茂木流掃除 の美白湿布でカビ退治!目地&パッキンの掃除術
#茂木流掃除 の浴室カビ掃除 壁と床の掃除術
#茂木流掃除 で浴室の「浴槽と小物」をまとめて汚れ落とし!
「#茂木流掃除」なら、ラクに汚れが落とせる!
「洗剤選び」と「洗剤の使い方」の法則がよくわかる、茂木和哉さんの書籍
「落ちない汚れをラクに落とす掃除術」。洗剤のすべてを知る茂木さんならではのテクを、余すことなく、紹介しています。
例えば、「洗剤は湯せんすると、パワーアップできる」
トイレ用の酸性洗剤が、浴室の水アカ掃除をラクにする!
さらに、「キッチンのギトギト油汚れは、ほったらかしで落とせる!」
などなど、
年末の大掃除に大活躍間違いナシ!お掃除の達人・家事えもんこと松橋周太呂さんとのスペシャル対談も注目です!!
お買い求めはお近くの書店かコチラから