新型コロナウイルス(以下、コロナ)を機に暮らしが大きく変わった日本。CHANTO WEB読者の中にも、「初めて」の体験をした方は少なくないと思います。 今回は、主にコロナによって働き方が変わった4名に、ご自身の仕事で起こった変化や今感じていることについて正直な思いを話していただきました。
参加してくれたのは… 左上:小林佳世さん…自営業。ネットショップ運営、自身のハンコ作品の販売等を行っている。家族は夫、11歳長女、9歳次女、7歳三女。 右上:増田絵美子さん…広報・PR。仕事上では、社内外とのやり取りが多い。家族は夫、2歳長女。 右下:伊藤智子さん(仮名)…事務職。たまたま在宅勤務中に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務をそのまま継続することになった。家族は夫、7歳長女、3歳長男。※顔出しNGのためぼかしをいれています 左下:古川悦子さん…会社員。主に支援・サポートに携わる仕事に従事している。家族は9歳長女。
コロナ禍による在宅勤務で見えた「新しい暮らし」
──本日は、コロナ禍によって仕事に変化が生じた方々にお集まりいただきました。早速ですが、どんな変化がありましたか。
古川さん:
コロナ禍以前からテレワークの制度自体はあったのですが、出社する人の方が多い職場でした。しかし、コロナ渦中に全員テレワークに。社員によって在宅勤務の経験が全くないという人もいたので、グループチャットで他の社員に教えながら仕事をするようなことも(笑)。
伊藤さん:
在宅勤務の経験やノウハウがないなか、突然これまでの働き方から切り替えるとなると、スムーズにいかないこともありますよね。私はたまたま私用で在宅勤務だったのがコロナで延長されました。通勤時間や残業時間がなくなったことで、自己啓発や勉強に充てる時間が生まれたのは嬉しい変化でしたね。
増田さん:
私の勤める職場も、元々育児や介護など事情がある人のみ週2日の在宅勤務が認められていました。3月から少しずつテレワーカーが増え始め、最終的には全員対象に変わりましたね。保育園が登園自粛になってからは、午前中はパパがお散歩担当、午後は私が家庭内で一緒に遊んでと家庭内で仕事の時間をやり繰りするようになりました。幸い上司は成果を出せばOKという方針だったので、1日の間でトータル7時間半勤務ができるようにしました。
小林さん:
私は元々在宅勤務だったのですが、企業や税理士との打ち合わせが対面からZoomに移行しました。ネット通販需要が高まって、個人的にはすごく忙しかったです。でも休校で子どもたちは賑やかだし、家事の負担も増大…。主に昼間は家事や子どもの勉強を見る時間に当てて、仕事は集中できる夜に行っていました。
伊藤さん:
家族と一緒に過ごす時間が増えるというのは嬉しい反面、ずっと一緒となると息が詰まることもありますよね…。我が家では、午前中は家族と同じ部屋で過ごし、午後は1階と2階に分かれて過ごすスタイルにして、お互いに気配を感じながらも、それぞれのやるべきことに集中していました。
古川さん:
勤務時間である8時間のあいだ、子どもを見ながら自宅で仕事に集中するというのは難しかったです。とはいえ、お昼ご飯は子どもと一緒にベランダにレジャーシートをひいておうちピクニックをしたり、子どもと一緒だからこその過ごし方ができたのは嬉しかったです。いいリフレッシュにもなりましたしね。在宅勤務によって浮いた通勤時間を家事に当てるつもりでしたが、結局起きる時間は遅くなってしまいましたが…。
──皆さま、働き方が大きく変わったんですね。登園自粛や休校などの問題がクリアされた場合は、新旧どちらの働き方が良いですか?
全員:
新しい働き方です。