FP横山式「オススメの支出割合」を発表!
家計の見直しをするには、まず現在の支出の状況を計算し、理想的な支出の割合と見比べてみることを勧めます。
以下は、育休明け家庭(子ども1~2人。世帯月収50万円)の理想的な支出の割合は次の通りです。パーセンテージは、一家の月収のうち、何%をその費目に使っていいかを表しています。
- 住居費 25%
- 食費(外食含む) 13%
- 水道光熱費 4%
- 通信費 2%
- 生命保険料 5%
- 生活日用品費 2.5%
- 医療費 1%
- 教育費 10%
- 交通費 1%
- 被服費 2%
- 交際費 1%
- 娯楽費、嗜好品 4%
- 小遣い 10%
- その他 2.5%
- 預貯金 17%
これと照らし合わせると、育休明けは食費や被服費、娯楽費などの割合が増えているはずです。
すべてを理想的な割合にするのは難しいので、「今月は食費が18%だったから、15%を目指そう」と目標を決めて少しずつ取り組んでいけば、ムダづかいも減るはずです。
「財布を別々にしている夫婦」は要注意!
育休明けでとくに注意が必要なのは、「財布を別々にしている夫婦」です。
毎月、それぞれが共通の財布に生活費を入れ、あとはノータッチ。このようなスタイルをとっていると、支出が増えていることが互いの目から見えづらく、ムダづかいが止められません。
理想は、育休が明ける機会に財布を一緒にすること。ただ、夫も妻もそれは避けたいと思うかもしれません。その場合は、財布は一つにしなくてもいいので、夫婦でどれぐらいお金を使っているかを計算し、使い道を話し合う機会をつくりましょう。
「何にお金を優先的に使うか」を共有して、優先順位が低い支出をセーブするようにすれば、ストレスをかけることなく出費が減らせるはずです。
< 連載TOPに戻る >
文/杉山直隆 イラスト/村林タカノブ