定期的に放送される長寿番組『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)を観て、涙腺が緩んでしまう人は多いと思いますが、リアルなはじめてのおつかい事情はどうなっているのでしょうか。以前ネット上では、とあるママからおつかいに関するお悩みが寄せられていました。
年少の頃からおつかいをさせている?
相談者の女性は世の先輩ママたちに、「子どものおつかいって何歳からさせるもの?」と質問。彼女の娘は現在年長さんなのですが、ママ友は年少の頃からおつかいをさせており「うちの娘にもそろそろおつかいをさせるべき?」と悩んでいるようです。
この書き込みに他のママたちからは数多くの体験談が。例えば相談者と同じく年長さんの子どもを持つママからは、「うちはこの前はじめてのおつかいをさせたばっかり。といっても私が後ろからついていったけど」との声が寄せられていました。
小さい子どもにおつかいを任せるのは、親としてもいろいろと不安な様子。完全に1人でおつかいをさせるのではなく、何かあった時のために親が後ろから尾行すると良さそうですね。
小さい子どもにはじめてのおつかいを経験させる方法は他にもあるようで、「私はお兄ちゃんのつき添いでおつかいをさせてた。お兄ちゃんにとってもいい経験になるし一石二鳥!」「はじめておつかいをさせるなら徒歩数分圏内のコンビニがおすすめ。スーパーだと品揃えが多すぎるし、レジでの会計もちょっと難しい」といったアドバイスが。
子どもがムリせず買い物ができる“難易度”を、親があらかじめ設定してあげると良いかもしれません。
防犯や安全面でリスクが高いケースも
小学生になる前から買い物をさせている親がいる一方で、「はじめてのおつかいは小学生に上がったらでいいと思う」という意見も多い印象。
ネット上では「さすがに保育園や幼稚園に通ってるうちはまだ早いのでは? おつかいに限らず1人で外を歩かせるのも怖い」「1人で登下校ができるようになったらおつかいを任せられる」との声も上がっていました。
何歳から買い物をさせるかは環境によっても違ってくるようで、「田舎だと人通りが少ないし、最寄りのスーパーまで距離があるから小学生に上がってもおつかいを任せられない」「顔見知りの店員さんがいるお店だとおつかいを頼みやすいよね。うちは子どもが6歳くらいの時にお使いをさせたけど、お店の人に協力してもらったからできた」といった書き込みが。
その他にも交通量が多い道があったりすると、小さな子どもにおつかいを任せづらいですね。
中には「そもそも小さい子どもにおつかいを任せない方がいいでしょ」という指摘も。昨今は特にいろいろなリスクがつきまとうので、「今は何かと物騒だし、はじめてのおつかいって危険を冒してまでやる必要なくない?」「お会計がスムーズにできないと店員さんや周りの人にも迷惑がかかりそうだし、ある程度大きくなってからでいいと思う」などと言われていました。
「安全」に配慮することが大前提に
テレビ番組『はじめてのおつかい』の企画は番組側が十分な安全を確保しているからできるのであって、リアルはじめてのおつかいは親によって賛否両論ある様子。しかし最近は子どもの安全なおつかいをサポートするサービスも提供されているようです。
「クービック株式会社」の「はじめてちゃれんじ」というサービスは、子どもたちがはじめてのおつかいに挑戦する様子を動画で撮影。場所も歩行者天国の商店街など比較的安全な場所が選ばれ、スタッフが子どものおつかいを見守ってくれます。
まさにテレビ番組『はじめてのおつかい』を気軽に体験できるサービス。「はじめてのおつかいをさせたいけど、親が後ろからついていくとバレそう」「共働きで忙しいから、子どもにおつかいを頼めなかった」という親にはぴったりなのではないでしょうか。
“可愛い子には旅をさせよ”との言葉もありますが、なるべく安全な環境ではじめてのおつかいに挑戦させてあげたいですね。
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文/古山翔