教育費や保育料・日々の生活費からおもちゃに洋服まで…子育てにはやっぱりお金がかかりますよね。
共働きでも家計のやりくりには手を抜かず、上手に節約しているママや、お得な制度をチェックして活用中のママも多いと思います。
その中の1つが「キャッシュレス決済サービス」によるポイント還元キャンペーン。普通にお買い物をするだけでキャッシュレスなら2~5%のポイントが還元される制度は助かりますね。
残念ながらこのキャンペーンは2020年6月で終了してしまう予定ですが、代わって2020年の9月には、
なんと付与率25%、4人家族で上限2万円分
のポイント付与が受けられる「マイナポイント」事業がスタートします。
子育てファミリーにとって「2万円」は見逃せない金額。
そこで今回は、どうすれば2万円分のポイントを受け取れるのか、具体的な手順や注意点などを紹介します。
「マイナポイント」って何?
「マイナポイント」は消費の活性化、「マイナンバーカード」やキャッシュレス決済サービスの普及を後押しすることを目的とした事業です。
マイナンバーカードを取得し所定の手続を行った方が、対象のキャッシュレス決済サービスでチャージやお買い物をすると、25%・上限5,000円分のポイントが付与されるというもので、家族4人なら合計2万円分ものポイントが手に入る可能性があります!
ポイントの種類は、マイナポイント事業に登録されているキャッシュレス決済サービスの中から好きなものを選べます。
実際にお子さんのいるママに「2万円あったら何に使いたいですか?」と聞いたところ、次のような回答がありました。
「食洗機やロボット掃除機などの家電を買いたいです!」
「娘たちにかわいいおそろいの子ども服を着せたいです」
「クリスマスプレゼントをグレードアップします!」
「年末におせちをお取り寄せしたい」
時短家電で家族団らんの時間を作りたい、子どもたちが喜ぶちょっといいものを買ってあげたい、日頃はなかなか勇気の出ない高級食材をお取り寄せしたいなど、考えるだけで夢が広がりますね。
どうすれば2万円分のポイントがもらえるの?
マイナポイント事業で、ポイントが付与されるためには、次の3つの条件を満たせばOKです。
- マイナンバーカードを持っている
- 所定のマイナポイント予約・申込手続を完了している
- 2020年9月以降に対象のキャッシュレス決済サービスでお買い物やチャージをする
「手続がややこしそう」と思うかもしれませんが、以下の通りに順を追っていけば意外とカンタンなんです!
手順1)マイナンバーカードの取得方法
ポイントを受け取るには「マイナンバーカード」を持っていることが前提なので、まだ取得していない人は、まずは申請から始めましょう。
マイナンバーカードは無料で取得できます。
申請は、スマートフォン・パソコンのほか、まちなかの証明用写真機、郵便でも手続可能。
その際、「個人番号通知書」または、郵送された通知カードの下に付いている「個人番号カード交付申請書」が必要です。
交付申請書が見つからないときは、専用サイトからダウンロードし、プリントアウトして郵便により申請できます。
申請を行うと、概ね1か月で市区町村から「交付通知書」が届きます。交付通知書に記載の必要書類を持参して市区町村の交付窓口にマイナンバーカードを受け取りに行きましょう。
なお、マイナンバーカードは赤ちゃんから誰でも(日本に住民票を有する全ての人が)取得することができますが、15歳未満の子どもは法定代理人(親など)が代理で申請し、受け取りも代理または付き添いが必要です。詳しくは以下のマイナンバーカード総合サイト「よくあるご質問」も参考にしてください。
手順2)マイナポイントの予約方法
マイナンバーカードを受け取ったら、すぐに「マイナポイント」の予約をしましょう。
マイナポイントの予約には「スマートフォン」または「パソコン」を使います。 ※ 「公的個人認証サービス対応のスマートフォン」または「パソコン及び公的個人認証サービス対応のICカードリーダライタ」が必要です。
「うちのスマートフォンやパソコン、対応しているか分からないんだけど…?」
という場合は、以下の総務省のページから対応機種が確認できます。
スマートフォンやパソコンでそれぞれ必要なアプリ・ソフトをインストールし、あとは画面の指示通りに設定すれば予約が完了! スマートフォン・パソコンそれぞれに必要なアプリ・ソフトは以下の通りです。
- スマートフォン(Android)→「マイナポイント」アプリ
- スマートフォン(iPhone)→「マイナポイント」アプリ
- パソコン→「マイキーID作成・登録準備ソフト」
手順3)マイナポイントの申込み方法
ポイントが付与されるのは9月以降ですが、申込みは7月からスタートします。
ここで、「どのキャッシュレス決済サービスで付与されたポイントを利用するのか」を選んで指定できます。
マイナポイント事業に登録されたお好きなキャッシュレス決済サービスの中から1つを選択してひも付けることで、利用金額に応じて、25%分のポイントが選択したキャッシュレス決済サービスに付与される仕組みです。
「スマートフォンやスマホアプリの使い方がわからない…」
という人は、市区町村や民間のマイナポイント手続スポットでも手続が可能です。以下の「マイナポイント手続スポット検索」から確認のうえ問い合わせてみてくださいね。
申込みが完了すれば、2020年9月以降に、選んだキャッシュレス決済サービスでチャージやショッピングをするだけ!
付与されたポイントは、お買い物などに使うことができます。
マイナポイントの注意点
お得なマイナポイント、「申込みしなくちゃ!」と思ったら、次のことにも気をつけて。
注意点1)マイナンバーカードは早めの申請を
マイナポイントの申込み期間は2020年7月~2021年3月末までの予定ですが、申込みに必要な「マイナンバーカード」は、通常、発行までに概ね1か月かかります。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で窓口が混雑したり、発行の申請が集中したりする可能性もあります。
この機会にマイナンバーカードを取得するのであれば、手元にマイナンバーカードが届いたときにはマイナポイント事業が終わっていた…ということのないよう、早めにスマートフォンなどから申請手続を済ませたいですね。
※ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、地域の状況に応じて、適切な時期に受け取りに行くことをオススメします。詳細は、お住まいの市区町村のホームページをご覧ください。
注意点2)付与されるポイントは1人1種類を選んで
「マイナポイント」事業に登録されているキャッシュレス決済サービスはすでに120以上ありますが、選べるのは1人につき1種類となり、期間中の変更などもできません。
たとえ家族であっても、 1つのキャッシュレス決済サービスに2人以上のポイントを合算できない点に、 注意が必要です。
また、付与されたポイントの有効期限は決済事業者により異なります。
注意点3)詳細は公式サイトで確認を
今後、実施時期が近づくにつれてマイナポイント事業をかたった不審な電話やメールなどが届く可能性もあります。
申込み済みの人もこれからの人も、必ず「マイナポイント」の公式ホームページや市区町村などで詳細を確認し、詐欺などに遭わないよう十分に注意してください。
おわりに
子ども用品の購入や家事をラクにしてくれる時短家電など、楽しい家族時間のために使えるポイントが、4人家族で合計2万円分獲得できるチャンスは見逃せないですね。
すでにマイナンバーカードを持っている人はもちろん、これから申請する予定の人も、時間に余裕を持って申込みを済ませておきましょう!
※掲載しているデータは6月30日時点のものです。