女性は短期間でもアルコール依存症になる可能性も…?

 

上述したように、もともと「女性はお酒に弱い」傾向があります。 そのため、そんなに多く飲酒していないつもりでも、過度の飲酒を続けると、短期間でアルコール依存症になりやすいことが分かっています。

 

男性がアルコールを飲み続け初めてから、アルコール依存症になったり、肝硬変や肝臓がんを発症したりするまでには「平均20年ほど」かかるとされています。 一方女性は、男性より飲酒量は少ないものの、「10年未満」でそれらの病気を発症するリスクが上がるとのこと。 近年では女性のアルコール依存症患者も増えており、さらに30代で発症してしまうケースが多いとの報告もあります

(※1)

30代の女性と言えば、家庭や仕事、育児などで悩みを抱えやすい年代。精神的なダメージも関係しているのかも知れません。

 

自粛生活の楽しみとして、家飲みをするのは、心身の健康によいことです。 ですが、毎日の深酒はNG! 一日あたりの「適正アルコール摂取量」は、ビール中瓶1本、ワイン1杯程度です。 少々飲み過ぎてしまう日があっても問題ありませんが、「翌日は飲まない」「休肝日を作る」といった自己管理をしていきましょう。

 

(※1)厚生労働省「女性の飲酒と健康」

 

 

文:成田亜希子