味覚障害の原因と予防法

 

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味覚障害に悩む人は年々増えており、日本では現在約24万人が味覚障害に陥っていると推定されています。決して珍しい症状ではないのです

(※1)

味覚障害を引き起こす原因は多々あり、代表的なものでは次のようなものが挙げられます。

●亜鉛不足
●唾液分泌の低下
●カンジダ症など口の中の病気
●薬物の副作用
●歯周病
●ストレス

 

特に多い原因は亜鉛不足です。亜鉛不足による味覚障害を防ぐには、牡蠣や肉類など亜鉛を多く含む食材を摂り、不足が気になる方はサプリメントを利用するのもおすすめです。 そのほかにも、口の中を清潔に保って歯周病やカンジダ症を防いだり、ガムを噛んだりして唾液分泌を促すことも重要な対策法です。

 

味覚障害に気づいたら、早い段階で対処することが大切です。今回ご紹介したセルフチェックで味覚障害が疑われる場合は、一度病院を受診することをおすすめします。 味覚障害の原因は多岐に渡りますので、それぞれの原因に合わせた対策を講じていきましょう。

 

(※1)NHK健康ch「亜鉛不足で味覚障害を引き起こす!セルフチェックや亜鉛を多く含む食品」

 

 

文:成田亜希子