新型コロナウイルスの感染予防のため、在宅勤務を推奨する企業が増えています。

 

しかし、遊びたい盛りの子どもを相手しながら、ときに繰り返される「おなかすいた!」「おやつちょうだい」に応えながらの仕事はもう大変…。

 

なかでも、「いちばんしんどい」と感じるのが、やっぱり食事作り。

 

保育園や学校が休園・休校になり、「子どもたちが栄養バランスが考えられた給食を食べられないのは痛い…」なんて声も聞こえてきます。

 

ただでさえ運動不足なうえ、お菓子をだらだら食べたり、油っこい総菜をつい買いこんでしまったりと、偏った食生活が気になる時期ですよね。

 

発酵食品の代表「味噌」が乱れた食生活を救う

そんなときにこそ、活用してほしいのが近年ブームにもなっている「発酵食品」。

 

ヨーグルトや納豆、キムチなども挙げられますが、ふだんの料理に応用しやすいのは断然「味噌」。

 

大豆の発酵食品である「味噌」は、乳酸菌と酵母、米麹によって醸成されたもの。この乳酸菌には、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きがあります。

 

そのおかげで、便通がよくなる、免疫力を高める、コレステロールを下げるなど、さまざまな健康効果があるそう。

 

特に、免疫力を高めることで感染症予防の効果も期待できると言われていますから、大人も子どもも積極的にとりたい食品です。

 

特に、共働き世帯にぜひ試してみてほしいのが、京都生まれの「西京味噌」です。

 

上品な甘みの「西京味噌」は子ども好みの味わい

実は、ひと口に「味噌」と言っても、信州みそから九州の麦みそまで、日本各地にはさまざまな味の味噌があります。

 

数あるなかで、「西京味噌」は原料の米麹に特徴が。米を丁寧に洗い、水を十分に給水させたうえで蒸し上げ、麹菌を種付け。麹菌の生育に最適な環境となるように温度や湿度を徹底管理し、撹拌しながら、上質な米麹に育てています。

 

こうしてできた米麹をふんだんに使用して仕込み、塩分を5%に抑えて作られる「西京味噌」は、とっても上品な甘みが感じられます。甘味(砂糖)が貴重だった200年前から、発祥の地・京都ではさまざまな儀式にも重用されてきました。今も、茶懐石と精進料理が融合した京料理には欠かせない調味料です。

 

低塩で甘みがあり、それでいて麹の食感をほとんど感じさせないなめらかな舌触り。そのため、子どもでも食べやすい味噌なんです。

 

しかも、発酵食品独特のツンとしたニオイがなく、和洋問わず、ふだんの料理に少したすだけでうまみをプラスすることができます。

 

家族が好きなグラタンやシチューに、ちょいたしするだけで、料理の腕が上がるうえ家族の健康にも配慮できる万能調味料。まさに「スーパーフード」なんです。

 

和食はもちろん洋食にも、肉料理にも合う!

味噌を使った料理といえば和食、特に味噌漬けをはじめとした魚料理が定番ですが、クリーミーな舌触りとあっさりした甘みを生かせば、豚肉の味噌漬けやシチュー、チキンナゲットなど、子どもが大好きな洋風の料理にもぴったり。

 

一般的な味噌と違って、色みが淡い黄色なので、どんな料理にもなじみます。

 

「豚ロース肉の西京漬け」はがっつり食べたい育ち盛りの子どもにぴったり。

 

やさしい甘さの「西京味噌のシチュー」はパンにも合う。

 

「西京味噌」を混ぜ込んで味つけした「チキンナゲット」はおやつにも。