
ファーストチェス理論って一体なに?
以前、とあるTwitterユーザーが「ファーストチェス理論」を紹介。この理論によると、チェスにおいて「5秒で考えた打ち手」と「30分で考えた打ち手」は、実際のところ86%が同じ手であると実証されているそうです。つまりどれだけ長く思考しても、“最初に思いついた手段”に戻ってくることは往々にしてあるということ。また、“長考しても最善の手段を思いつくとは限らない”とも言えそうですね。
思い当たる人も多いようで、他のTwitterユーザーからは「これは仕事の会議でも“あるある”だと思う。長々と会議したのに、結局最初の案が採用されたりする」「長考していると“考えてる”っていうより“悩んでる”みたいな状態になって、結局いい案が出てこない」と共感の声が。実際に堂々巡りの長考をして、貴重な時間を無駄にしてしまった人は少なくないようです。
また、「例えば問題を解決する時は、長く考えるよりまずは行動するべき」との意見も。頭の中で解決策を組み立てるのではなく、「とりあえずダメ元で行動してみて、『何を解決できたか』『何を解決できなかったか』を観察するほうが大事」とも言われています。
“下手の考え休むに似たり”という言葉もありますが、場合によってはまず、なんらかのアクションを起こしたほうが、よい解決案が見つかるかもしれません。