料理のメイン食材の代表格といってもいい牛肉や豚肉。今年3月放送の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、家庭の肉料理を劇的に美味しくする“魔法のレシピ”が紹介されました。肉のスペシャリストの“技”をさっそく見ていきましょう。

名店シェフ直伝!「ステーキ」を美味しく焼く方法

番組に登場したのは“肉の聖地”と呼ばれる名店「マルディ グラ」のオーナーシェフ・和知徹先生。はじめにサーロインステーキを“絶品に変えるテクニック”を教えてくれました。

 

用意する肉は厚さ2cmほどのアメリカンビーフでOK。まず下準備として、脂身と赤身の境目にある筋を料理バサミでカットしてください。たったこれだけの作業で、肉が噛みやすくなり美味しさもアップします。

 

続いてプロならではの塩のまぶし方もレクチャー。塩は中指・親指・人差し指の3本でつまみ、約30cmの高さから親指をずらしながら振りかけましょう。このやり方を実践すると、味にムラがなくなりますよ。さらにコショウを両面にふれば、下ごしらえは完了です。

 

肉を焼く際は香ばしさを高めるため、肉を半分に折りたたみ脂身だけを加熱。次いで脂身に色がついたら、片面を約3分焼きます。ひっくり返してさらに火を通し、肉が白くなったところで油を交換。

 

調理途中で酸化した油を取り替えることで、肉をよりよい風味に焼け上げられるそう。

 

最後にバターを入れたフライパンで肉を中火で30秒ほど焼いていきます。バターは空気を含ませるようスプーンで何度もすくい“ムース状”に。肉に何度もかけながら火の通りを確認してください。

 

焼き上がったら、焼いた時間分肉を休ませて完成です。実際にステーキを食べた清野菜名さんは、「やわらか!」「スーパーの1000円のお肉と思えない」とコメントしていました。