「失敗したらどうしよう」「メンテナンスが大変そう」…美容整形外科にそんな不安を持つ方は多いのではないでしょうか。そのなかでも特に多いのが「広告よりも高い金額を提示される?」という、費用面への不安。 患者さんのなかには、実際に「嫌な経験をした」と話す人もいます。美容外科の院長である筆者が、高額請求になってしまう理由と、それは「患者様のためなのか」「病院の売り上げのためなのか」を見極める方法を紹介します。

1万円だと思ったら10万円?!」は起こりうる

 

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美容整形外科で、「当初の予算を大幅にオーバーした施術料を請求されたことがある」と話す患者さんは少なくありません。ここから先は、広告でもよく見る「二重術」を事例に挙げて紹介しましょう。 例えば、患者さんから聞いたこんなエピソードがあります。



「毎朝のアイプチが面倒なので二重にしようと、ある美容外科に行きました。


ホームページには5000円以下でできるとあったのに、カウンセラーやドクターが入れ代わり立ち代わり。


結局60万円のオペを勧められたので、逃げるように帰ってきました」 「広告で『二重手術3万円!』と謳う美容外科に行ったら、あなたの目はこの方法ではできないと。


『皮膚が分厚い』『脂肪吸引をしたほうがいい』など、いろいろとな医学的な難しい話をされて、


最低30万円はかかりますって言われて…びっくりしました」

 

想定していた予算の10倍を超える見積もりを提示されたそうで、驚いてしまうのは当然のこと。なぜ、このように高額医療を勧めることが起きてしまうのでしょうか。 ここで大切なのは、その提案が「患者さんのため」か「病院のため」かを見極めることです。