母親や父親の呼び方は家庭によってそれぞれですが、中には「子どもがいつまでもパパ・ママ呼びでも大丈夫なの?」と心配する人も。子どもは何歳くらいまで“パパ・ママ”と呼ぶものなのか、世の親たちからは様々な意見が寄せられていました。

いつまで自分の子どもに「パパ、ママ」と呼ばせる?

以前ネット上では、とあるお母さんから「子どもに“ママ”って呼ばせるのは何歳くらいまで?」という質問が。

 

これに他のネットユーザーは、「やっぱりパパ・ママ呼びはちょっと子どもっぽいし、小学校の中学年くらいから自然と『お父さん・お母さん』って呼ぶようになっていた」「我が家は最初からお父さん・お母さん呼び。途中から呼び方を変えさせるのもどうかと思って…」などと回答しています。

 

やはりパパ・ママといった呼び方は、“小さい頃限定”というイメージが強い様子。実際に子どもの頃からパパ・ママ呼びを続けてきて大人になった人には、「『パパ・ママ』って呼んでいることが同僚とかに発覚してしまわないか怖いけど、今さら呼び方を変えられない」「家族に彼女を紹介したいのに、パパ・ママ呼びがバレちゃいそうで心配」と後悔する人も少なくありません。

 

そのため子どもの将来を心配して、パパ・ママ呼びを矯正する親も。具体的な時期については家庭によって違うようで、「うちは子どもが中学校に入ってから“お父さん・お母さん”呼びに変えさせた。学校でからかわれないか心配だったから…」「息子が大学卒業までずっとパパ・ママ呼びで、就職を機に外では『ちち・はは』って呼ばせている」との声が寄せられていました。

“パパ・ママ”呼びを直す時期の線引きは人それぞれ

パパ・ママ呼びに引け目を感じる人がいる一方で、「最近はパパ・ママ呼びでもそこまで変に思われなくなった気がする」との指摘も。実際に大人になるまでパパ・ママ呼びをさせていた人も多いようです。

 

「息子も娘も20歳を超えて就職もしているけれど、今でもパパ・ママって呼ぶ」「知人の息子が大学生で『ママ』って呼んでいたけれど、あまり変には感じなかったな」といった声が上がっています。

 

その他「公私でしっかり使い分けてくれれば、いつまでもパパ・ママ呼びでOK」という意見も。家で“パパ・ママ”呼びをしている社会人の声を見てみると、「さすがに外では『母親・父親』って呼んでいる」「学校の友だちがいる前では『お父さん・お母さん』って呼んでいたし、あまりパパ・ママ呼びで困ったことはないかな」との体験談が寄せられていました。

 

“パパ・ママ呼び=子どもっぽい”というイメージが、最近は変わりつつあるようです。また今時の親には、「小さいころから子どもに『パパ・ママ』って呼ばれてきたから、『お父さん・お母さん』って言われると寂しく思っちゃう」「そもそも呼び方でとやかく言われるのは変だし、いつまでも『パパ・ママ』って呼んでほしい」といった人もいるようです。

家庭によって親の呼び方は何でもあり!

「パパ・ママ」「お父さん・お母さん」以外にも、家庭によって様々な呼び方が。例えばネット上では、「うちは『パピー・マミー』って呼んでるけど、やっぱり変なのかな?」という女性からの悩み相談が書き込まれていました。

 

一般的とは言えないかもしれませんが、「自分は可愛くて全然いいと思う! 親子で仲がよさそう」「個人的には恥ずかしくて呼べないけど、特に変だとは思わないよ」と肯定的なコメントが。しかし中には、「若いうちはいいかもしれないけど、30歳越えて『パピー・マミー』はキツくない?」などとシビアな見方をする人も多いようです。

 

他には「ちょっと古いかもしれないけど、自分は『オカン・オトン』だなぁ。外では『おやじ・おふくろ』って呼んでいる」「父親は『パピー』で、母親は何故か『ママンヌ』。変えるつもりはない」といった声が。どのような呼び方でも、すんなり受け入れられるような社会になっていくといいですね。

 

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文/古山翔