お風呂掃除の悩みを解決!

Q 湯アカにヌメリ、菌やカビも心配で…

「湿気が多い場所だから、まめに掃除をしないとヌメリやピンク色した汚れが発生してギョッ! 清潔にキープするにはどうすればいいですか?」

 

A お風呂こそ、つけおきで「ほったらかし」がおすすめ

「暖かくて湿気の多い浴室は、菌の温床になりがち。除菌作用もある過炭酸ナトリウムのつけおきで、汚れと菌を一気に落としましょう。バスタブ、洗いおけや椅子などのお風呂グッズの掃除や洗浄にも、まとめて活用できます」

 

 

■天井

<用意するもの>

  • 床ふきワイパー
  • クエン酸シート

 

ふくだけで天井のカビを撃退!

天井にも目に見えないカビ菌がひそんでいる可能性も。床ふきワイパーにウエットシートをセットしてふき掃除を。高いところはパパの得意分野。ものの1分ですむから、毎日やるのも苦ではないはずです。

 

 

■バスタブ

<用意するもの>

  • 不織布タワシ
  • 過炭酸ナトリウム

 

最後に入浴した人が浴槽丸ごとつけおき!

お風呂からあがるとき、残り湯に過炭酸ナトリウムを入れて(※)6 時間ほど放置するだけ!「洗いおけや風呂のふたなども一緒につけこむと一石二鳥」 ※一般的なユニットバス半分の湯に、過炭酸ナトリウム150㏄が目安。

水を抜き、湯アカなどが残っていたら不織布タワシでこすり落とし、水ですすぐ。「つけおきを週1 回行えば、普段は不織布タワシで汚れをとるだけでOK」

 

 

■鏡

<用意するもの>

  • 不織布タワシ
  • クエン酸
  • クエン酸シート

 

鏡にこびりつくウロコ汚れを除去

鏡につく白いウロコ状の汚れや水アカがくもりの原因。不織布タワシにクエン酸をつけて水でぬらし、汚れをこすり落としていく。

 

クエン酸シートで水けをとって仕上げ。「くもってよく見えなかった鏡が、こんなに簡単にクリアになるなんてビックリ」(アヤコさん)

 

 

■おもちゃ

<用意するもの>

  • 過炭酸ナトリウム
  • クエン酸

 

バスグッズもつけおき

洗うのがめんどうなお風呂のおもちゃ類は、バケツにまとめて湯と小さじ1 ほどの過炭酸ナトリウムでつけおき。シャワーヘッドはクエン酸水につけておくと目詰まりがとれる!

 

 

トイレ掃除の悩みを解決!

Q 汚れもニオイも気になる…いちばん掃除がおっくうな場所です

「掃除しても毎日汚すし、イヤなニオイも漂う。汚れが床につかないようトイレマットを敷いていますが、つい洗濯がおろそかに…」

 

A まずはトイレマットをなくすことから!

「トイレマットには尿やホコリ、髪の毛などがついて汚れの温床になりやすいです。かといって、まめに洗濯するのもめんどう。撤去すれば洗濯の手間もなく、掃除もしやすくなります。"におうかな"と思ったらふくよう心がけましょう」

 

 

■便器内

<用意するもの>

  • トイレブラシ(スポンジ素材はNG)
  • 過炭酸ナトリウム
  • びん

 

掃除ブラシはつけおき除菌

便器の内部はトイレブラシで汚れを落とす。汚れたブラシを除菌するため、ガラスびんに湯を注いで小さじ1 弱の過炭酸ナトリウムを入れ、ブラシをつけおき。2 ~ 6 時間したらつけおき液をトイレに流し、ブラシをびんに戻す。

 

 

■便座まわり

<用意するもの>

  • クエン酸
  • ボトルスプレー

 

クエン酸水スプレーで1分掃除

水アカや尿の汚れ、それにともなうアンモニア臭が気になる便座まわりの掃除には、クエン酸が大活躍。クエン酸水をスプレーし、トイレットペーパーでふきとれば、ぞうきんは不要。

 

いつでも使えるよう目立つ場所に保管しよう

クエン酸水スプレーをトイレに常備し、目につく場所に置くのが家族の協力を得るコツ。床に置くと汚れやすいので棚を定位置にするのがベター。

 

 

■便座のすきま

<用意するもの>

  • ティッシュ

 

ティッシュを挟みこむだけ!

掃除しづらく、ホコリなどの汚れがたまりやすい便座とふたのすきまは、折りたたんだティッシュをさしこんでふきとる。

 

 

■床

<用意するもの>

  • クエン酸シート

 

尿ハネのふきとりは毎晩のパパの役目に!

床に尿を飛び散らかすのは主に男性。クエン酸シート(または、クエン酸水スプレー)で汚れをとるのは男性陣が適任。寝る前にひと吹きする習慣でアンモニア臭を解消して! もし掃除するのがイヤなら、座って用をたすのも手。

 

 

家中の細かく分けて、家族で少しずつ作業をシェアすれば、「自分ばっかり!」と不公平感を感じることなく、家事に取り組めそうです。

 

 

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取材/村瀬素子 撮影/菅井淳子 『CHANTO』2020年3月号より