忙しい共働き家族が〝ほったらかし時短掃除〟にチャレンジ!
挑戦したのは
宮川さんご一家
東京都在住。夫のテツヤさん(41歳)、妻のアヤコさん(30歳)、長女のヨウコちゃん( 4 歳)の3 人家族。3 LDKのマンションに暮らす。アヤコさんもフルタイム勤務のため掃除に手がまわらない…。
キッチン掃除の悩みを解決!
Q ヌルヌルの汚れ、どうすれば落とせるの?
「排水口やゴミ受けにヌメリがベッタリ。臭いし、さわるのもイヤ! ゴシゴシこすると菌が飛びそう。ラクに落とす方法はありますか?」
A 過炭酸ナトリウムがあれば一発です!
「過炭酸ナトリウムは油など酸性の汚れを分解して落とすうえ、細菌を破壊する働きもある洗浄剤。粉を30~50度の湯に溶かし、数時間つけておくだけでヌメリがとれてキレイになります」
<過炭酸ナトリウムのメリット>
- つけおきするだけで漂白できる
ふきんなど布類のシミ抜きや漂白だけでなく、調理道具や食器の黒ずみ、黄ばみなども落とす。
- 除菌&カビ防止にも
菌を破壊する作用があり、シンクまわりのヌメリの除去や掃除道具の除菌、カビ対策にも有効。
- イヤなニオイがない!
塩素系漂白剤よりパワーは弱いものの作用が穏やかで、ツーンとしたイヤなニオイがしない。
■排水口
<用意するもの>
- 排水口用つけ置きキャップ
- 過炭酸ナトリウム
❶中の部品をはずしてキャップで止水
排水口の中にあるゴミ受けやふたなどの部品をはずす。市販の『排水口用つけ置きキャップ』を排水口にはめる。
❷湯を注ぎ、過炭酸ナトリウムを投入 排水口いっぱいに湯を注ぎ、過炭酸ナトリウム大さじ½をふり入れる。湯は30~50度が目安。水だと溶け残りが出て効果半減。
❸ゴミ受けもついでにつけおき洗浄!
ゴミ受けなども一緒にセットして2 ~ 6 時間つけおき。あとはキャップのひもを引っぱり、つけおき液を流すだけで完了。
■グリル
<用意するもの>
- 石けん
- ニットの端ぎれ
- 重曹
- クエン酸シート
石けん+重曹で油汚れがスッキリ!
グリルにこびりついたガンコな油汚れは、水で湿らせたニットの端ぎれに石けんをつけて泡立てる。そこに重曹をふりかけて汚れをこすり落とす。仕上げに、クエン酸シートでふき上げれば、水ぶきは不要。
ガスレンジやシンクは一日の終わりにひとふき、を習慣に
雑菌が多いシンクは一日の終わりにふきとりを。「便利なのが使い捨ての厚手の掃除シート。これ1 枚でカウンター、ガスコンロまで一気にふいて、お掃除おしまい!」(佐光さん)
リビング掃除の悩みを解決!
Q ホコリがたまるのはフローリングだから?
「平日は忙しくてロボット掃除機におまかせ。床の掃除はバッチリだけど、棚の上や階段などにはホコリがたまりがちで…」
A 上から下の順で掃除しないとホコリはなくならない!
「ホコリは上から下に降りてくるので、床だけふいてもホコリは残ります。掃除の原則は上から下へ。まずカーテンレール、家具の上など、高いところからホコリを落として最後に床を」
■カーテンレールや窓
<用意するもの>
- 軍手やはたきなど
高いところはパパにおまかせ
カーテンレールやエアコン、家具の上など手が届かない高いところは、はたきをかけてホコリを落とす。窓や棚の上は軍手が便利。軍手をはめた手をぞうきんがわりに、ホコリをひとふき。
家族でルールを共有することが大切
ふき掃除というと、ぬれぞうきんでふくイメージがあるけれど、ぬらすとホコリなどが張りついて、逆に落ちにくくなる場合が。「基本的には、油などベトつくもの以外はまずからぶきを。それでも汚れがとれなければ、水ぶきや洗剤を活用しましょう」
■カーテンレールや窓
<用意するもの>
- 軍手やはたきなど
クエン酸水スプレーでシュシュッとひと吹き
水200ccに対して小さじ1のクエン酸を溶かし、スプレーボトルに入れて常備。「シュッとスプレーして乾いたふきんでふくだけ。ふきんをほぼぬらさず、雑菌の繁殖もおさえられます」 ※クエン酸水は1 か月を目安に使いきること
■床
<用意するもの>
- 小さいほうき
- ちりとり
- 床ふきワイパー
ちょこちょこ掃除はほうきがいちばん簡単!
日々のホコリやゴミは、掃除機をかけるよりもほうきで掃くほうがラク&時短に。子どもがこぼしたパンくずもそこだけサッとはけばいい。音がしないので夜遅くても使える。
床掃除は子どもも大好き!
音が出ない、すぐ手に取って掃除できる、という点で床ふきワイパーも便利。子どもも遊び感覚でふき掃除に参加できる。