ヘトヘトに疲れた日はメイクを落とすのが億劫で、ついそのままにして寝てしまう…なんてこともありますよね。しかし、メイクの汚れを放っておくと肌はボロボロになります。その原因はメイク汚れなどによる“ある生物”の増殖でした。

 

ほとんどの成人の肌には200万匹以上の“ある生物”が!

今年3月3日に放送された『ザ! 世界仰天ニュース』(日本テレビ系)では、20代女性の肌におきたトラブルについてピックアップしています。ある日、女性の肌にはかゆみとともに白いブツブツが発生。女性はニキビ専用の薬を使用して治療を試みるも、肌は赤くはれて症状は悪化するばかりです。皮膚科で検査を受けると、原因は「ニキビダニ」であることが発覚しました。

 

ニキビダニとは顔の毛穴に棲みつくダニで、成人のほとんどに存在するそうです。数は200万匹以上にものぼり、具体的には名古屋市の人口ほど。ニキビダニは皮膚の潤いを保つための皮脂をエサにしています。余分な皮脂を食べてくれるため、皮膚のバランスを保ってくれる役割も。

 

人の肌にとっていいこともあるニキビダニですが、肌環境の悪化で大量発生すると肌に元々いる菌のバランスを崩して炎症を引き起こす原因に。また毛根に入り込むと抜け毛につながったり、死骸が毛穴につまることで肌環境が悪化すると考えられています。普通のニキビは「アクネ菌」というバクテリアが原因となることが多いものの、ニキビダニによって起きた炎症などはニキビ専用の薬を塗ってもあまり効果はありません。