病気や事故などが原因で脱毛に悩む子どもたちに、無償で髪を寄付する“ヘアドネーション”。髪に悩みを持つ子どもを救えるボランティアですが、実際に参加する時はどんな点に気をつけるべきでしょうか?
医療用ウィッグに使う髪を寄付する“ヘアドネーション”
ヘアドネーションは切った髪の毛を無償で寄付するボランティア活動。寄付された髪は医療用ウィッグに加工され、様々な理由で髪の毛に悩む子どもたちに届けられます。
ウィッグに加工するためには、提供してもらう髪の毛にも一定の基準が必要。例えばNPO法人「Japan Hair Donation & Charity」が挙げる条件は、“31cm以上の長さがあること”“カラー、パーマ、ブリーチヘアでもOK”“完全に乾いていること”の3つです。完全に乾いていない髪はカビなどが発生してしまう可能性があるので、同団体では「必ず『シャンプー前のドネーションカット』でお願いします」と注意していました。
とはいえ“長さ31cm以上”の髪を寄付するためには、それなりに手間がかかります。ヘアドネーションに興味があっても、「ロングの手入れは大変。どうしたらいいんだろう」「髪の状態が悪くて寄付を断られないか心配…」と悩む人が多いようです。