職場で電話をとるとき、あなたはどのように対応していますか? 電話の開口1番といえば「もしもし」が定番ですが、じつはビジネスシーンでの「もしもし」はあまり好ましくありません。ではなぜNGなのか、今回は会社の電話マナーに注目してみましょう。

「もしもし」の語源は…

そもそも「もしもし」の語源は、「申す」「申し上げる」からきているといわれています。電話口の相手に失礼がないよう「申し上げます、申し上げます」と言って電話をとるようになり、やがて「申し上げます、申し上げます」から「申す、申す」と短縮されるようになりました。

 

この「申す、申す」をさらに短縮したのが「もしもし」なので、言わば「もしもし」は「申す、申す」の略語。電話口の相手に対して略語を使う=上から目線、相手を見下している印象を与えるため、ビジネスシーンでの「もしもし」はあまり好ましくないそうです。

 

実際にネット上でも電話マナーを意識している人は多いようですが、その一方では「もしもしがNGの理由はわかったけど、実際にそれを気にする人って本当にいるのかな?」「『こんにちは』だって“今日はいい日ですね”の略語みたいなものなのに、どうして『もしもし』はダメなんだろう」という疑問の声も上がっていました。