あたりまえを見直し捨てられる家事を発見

断捨離がきっかけで考え方がシンプルになったら、自然と時短家事が身についたというマキさん。

 

「家事が嫌いなので、ラクなうえ自由時間がふえるのが嬉しくて」

 

以来、やらなくていい家事を積極的に捨てるようになりました。

 

キッチンが狭い現在の家に引っ越してからは、料理に関する家事の手ばなしが加速。普通ならあたりまえすぎて見過ごしてしまう小さな工程まで、ちゅうちょなく捨てています。そのコツは、今やらないだけ、と思うことだそう。

 

「捨てるといっても一生やらないわけではありません。あわただしい平日や子育て中など、ほんの一時やらないだけ。そう考えれば、気軽に捨てられるようになると思います」

 

収納・片づけ|数も動きも最小限にとどめる

出し入れの負担を減らすことで"出しっぱなし"が激減!兼用できるアイテムを選び、数を絞れば、見た目もスッキリします。

 

子ども用食器を持たずお気に入りの器を共用する

食器も用途を限定すると数がふえて散らかる原因に。大人と同じ食器を大切に使えば、洗いものも、あと片づけもラクになる。

 

ゴミ箱を1つにしてゴミ集めの作業ゼロ

マキさん宅の燃えるゴミ用のゴミ箱は1個だけ。収集日に回収してまわる手間を捨てている。「移動のついでにゴミを捨てるので不便を感じませんよ」。ゴミ箱はゴミがいちばん出るキッチンに設置。

 

箱をつぶす工程のない箱なしティッシュを使う

箱なしティッシュなら、捨てる際に箱をつぶす、取り出し口のビニールをはがす必要がない。高さのあるケースに2個積んで入れ、詰めかえの頻度を減らす工夫も。

掃除|ラクできるアイテムを選ぶ

家事量と密接に関わっているのが物選び。「値段だけでなく、それを使ったときの家事の手数や所要時間、管理の手間をイメージしてから買うようにしています」

 

スイスイ掃除機がかけられるスペースを空けておく

掃除機をかける前に片づけ…の作業をなくすべく、床には極力ものを置かない。「物をどかしながら掃除機がけをしなくていいので、5分で終わります」

 

トイレスリッパは置かない

トイレの床は11回ウエットシートでふいている。「床はいつも清潔なので、スリッパはなくてもいいとわりきりました」

洗濯|回数を減らすことを最優先に考える

1日に何度も洗濯機をまわさなくて済むように、素材選びや仕分け方法を見直し。シンプルなルールだからこそ長く続けられます。

 

片づけのハードルになる収納グッズは手ばなす

洗濯かごを持つのはやめ、脱いだ服は洗濯機の中へ入れることに。「服を出し入れするよけいな手間が減り、見た目もすっきりしました」

 

脱いだワイシャツはクリーニング用のバッグに

クリーニングに出すワイシャツだけは、洗濯機の横に吊るしたバッグの中へ。ひとつだけ仕分けるシンプルなルールが実践につながる。

 

アイロン不要の柄・素材を選ぶ

ギンガムチェックはシワがついても目立たないので、アイロンをかけなくてもそれなりに見え、重宝する。リネンのシャツは洗いざらしの風合いがいいので、洗って干すだけでOK

 

PROFILE マキさん

夫と長女(12歳)、次女(7歳)の4人家族。広告代理店でテレワークをしながら、シンプルライフ研究家として活動する。

 

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