子育ての中で特に手を焼くのが「子どものおねだり」。「ダメだよ」の一言で理解してくれたら楽なのですが、さらに駄々をこねられるとお手上げですよね。そこで今回は、ネット上に寄せられた“おねだりのかわし方”を見ていきましょう。

 

子どもはどんなシーンでおねだりしてくる?

まず子どもが“おねだり”するシーンを見ていくと、やはり“買い物に連れて行った時”が多いようです。

 

「子どもとスーパーに行くと、必ずお菓子を持ってきて『これほしい』と言ってくる」「本屋やデパートに連れて行ったら、絵本とおもちゃをねだってきますね」などの声が。

 

往生際の悪い子どももいるようで、「『ダメだよ』と伝えた瞬間、地面に座り込んで大泣きされます」「1度断っても『なんで?』を連呼してくる息子。毎回説明するのが疲れる…」などのコメントも寄せられていました。

 

“欲しいモノのおねだり”以外には、「抱っこ」や「おんぶ」を要求する子どもも。「ちょっと移動距離が長いと『抱っこして~』と甘えてきます」「“おんぶ”されることを当たり前だと思っているらしく、外出すればすぐにねだってくる」という経験談が目立ちます。

 

他には、「何でも自分でやりたい」と主張する子どもに悩む人も登場。例えば「ICカードにチャージする際、娘が『私がやる!』と駄々をこねる。操作が難しいから断ってるけど、大体言うことをきいてくれない」「買い物の会計を自分でやりたがる」といった声が上がっていました。

 

おねだりをかわす時のポイントは「理由の説明」と「条件の設定」!?

様々なケースを見てきましたが、続いて「おねだりのかわし方」をピックアップして見ましょう。多くのお母さんに共通したのは、ただ「ダメだよ!」と言うのではなく“断る理由”をしっかり説明することです。

 

「簡単に買えると思ってほしくないので、『欲しいモノを買ってしまえば食費がたりなくなる』とリアルな家計状況を伝えてます」「抱っこを要求されたら、『お母さんも疲れてるからもうちょっと頑張ろうね』と正直に言ってる」などのコメントが見られました。

 

モノを我慢してもらう時の対処として「条件を設ける」という方法も。

 

育児中の女性からは、「うちの家庭では月にお手伝いを10回すれば欲しいモノを購入。もしおねだりしてきても『まだお手伝いの回数が足りないからダメだよ』と言えば、子どもは理解してくれるはず」との声が寄せられています。“条件クリア”が習慣になった時、子どもは“おねだりしたら買ってもらえる”と考えなくなるのかもしれません。

 

孫を甘やかしがちな祖父母の“お財布事情”

子どものためにも甘やかしたくないのが親の本音。しかし「孫は目に入れても痛くない」という言葉がある通り、祖父母は子どもを甘やかす印象がありますよね。

 

実際にシニア世代は、孫に対してどのくらいのお金を使っているのでしょうか? ソニー生命保険株式会社は7回目となる「シニアの生活意識調査」を昨年実施。同調査では“孫のためにお金を使ったこと”が明らかになりました。

 

ダントツで1位になったのは、78.3%の「おこづかい・お年玉・お祝い金」です。次いで「一緒に外食(47.8%)」「おもちゃ・ゲーム(38.3%)」がランクイン。集計結果を男女別にみたところ、「一緒に外食」「衣類などファッション用品」は女性の方が10ポイント以上高くなっています。

 

続いて“1年間で孫のために使った金額”を聞くと、「5万円~10万円未満(22.5%)」がトップに。2位以降は「3万円~5万円未満(18.3%)」「10万円~20万円未満(13.1%)」の順でランキング入りしています。ちなみに全体の平均金額は13万1334円でした。

 

“おねだりのかわし方”は家庭によって様々。スルーだけで終わるのではなく、子どもの成長につながるような“断り方”をしていきたいですね。

 

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文/古山翔

参照/ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査」https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190904.html