2時間でわかる接触感染の恐ろしさ

もう1つの感染ルートが「接触感染」。菌がついた人の手や菌がついた物を触り、そこから感染してしまうルートです。番組では「接触感染で菌はどこまで広がるのか」という実験を実施。7人家族のお父さんの手に特殊な塗料を塗って、家族には知らせず普通に生活してもらいました。

 

2時間が経った後、塗料が誰のどこについているのかをチェック。塗料は部屋を暗くしてブラックライトを当てると、白く浮かび上がる仕組みです。ブラックライトを当てると、お父さんと直接触れ合っていた子どもたちは手だけではなく顔にまで塗料がたっぷり。しかしお父さんと直接接触がないはずの家族3人も、ライトを当てると顔が真っ白に。お父さんが触ったドアノブや子どもが触ったおもちゃなどを介して、手に菌がついてしまったようです。家族の中で1番体についていた菌が少なかったのは、意外にも80歳のおばあちゃん。洗い物などをして頻繁に手を洗っていたため、菌が広がらなかったのかもしれません。家の中でもこまめに手洗い・うがいをして手を清潔に保ち、接触感染を防ぎたいですね。

 

接触感染の怖さを知った人からは、「これは怖い! 家族の中で誰か1人でも菌を持ち込んだら、あっという間に全員アウトだね」「やっぱり基本の装備であるマスクとうがい&手洗いが大事。家に持ち込んだら終わりだから、帰宅したらすぐに殺菌しなきゃ」という声が相次ぎました。