寒くなってきたこの時期に怖いのがインフルエンザ。マスクもしていないのに無事な人もいれば、万端の準備をしているのに不思議と防げない人も。インフルエンザに「かかりやすい人」は、いったい何が悪いのでしょうか。

予防接種は“感染”を防げない!

インフルエンザについて特集していたのは、『この差って何ですか?』(TBS系)。世の中の見分けがつかない様々なものの“差”を検証する同番組では今回、「インフルエンザが“うつる人”と“うつらない人”の差」を解明していました。

 

真っ先に考えつく“差”である「予防接種を受けているか受けていないか」について、国立感染研究所の長谷川秀樹先生はきっぱりと否定。予防接種の目的はあくまで「重症化を防ぐこと」で、予防接種をしたからといってインフルエンザにかからないわけではないといいます。

 

長谷川先生が解説した“うつる人とうつらない人の差”は「感染ルートを正しく理解しているか」。インフルエンザの感染ルートは2つあり、1つは「飛沫感染」というルートです。“飛沫”とはクシャミをした時などに飛ぶもので、飛距離はおよそ3m。満員電車の中でインフルエンザにかかった人がクシャミをした場合、感染が広がる可能性があります。外出時は欠かさずマスクをして、飛沫感染を予防したいところ。