なにかを買うときに「レビュー」を参考にしたり、自分が「美味しい」と思った店をネット検索して「口コミ」がいいとあらためて納得したりしますよね。 実はこの「レビュー」や「口コミ」があるときに信頼感が増す現象を、心理学用語で「ウィンザー効果」といいます。 この「ウィンザー効果」の仕組みを理解しておくと、買い物だけでなく、日々の生活をちょっとだけ有利できるかもしれません。

 

ウィンザー効果とは?

 

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ウィンザー効果とは、「第三者から間接的に情報が伝達することによって、より信憑性や信頼感が増す」という心理効果のことを言います。 たとえば「ボクは優しいよ」と本人から直接言われるより、その人を知る第三者から「あの人は優しいよ」と聞くほうが信じられますよね。 この心理的効果をうまく利用したものが、「口コミ」や「レビュー」です。 商品やサービスを提供する側は〝売りたい人〟なので「良く言うに決まっている」という先入観が働いて、なかなか信じることはできません。 いっぽう、実際にそれを「お客様」として使った人や体験した人の意見は、自分と同じ立場として素直に受け入れることができるのです。