「ありがとう」を言わない人を分析すると…

 

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「ありがとう」が言えない人には、大きくわけて次の3つのパターンがあります。

 

パターン1 共感能力が低い人
他者の労力を自分に置き換えて考えられない。

 

パターン2 甘やかされて育ってきた人
やってもらうことが当たり前だと思っている。

 

パターン3 プライドが高い人
つねに自分が上でないと気が済まない。

 

「謙虚さに欠ける」という点ではどれも共通していますが、「謙虚さ」というのは他者から言われたからといって急に備わるものではなく、本人が自分で気づいていくしかないのです。 とはいえ「ありがとう」が言えないのは、困りますよね。でもパターン23の人はプライドが高いので、叱ったり「教えてあげる」という姿勢でのぞんだりすると逆効果になります。 指摘する場合は「謙虚さ」や「ねぎらい」の精神を説くのは、ひとまず後回し。「ありがとう」を言うべき場面を例に挙げて「そう言っておくと次もお願いしやすくなるよ」と、メリットを添えるのが解決への近道です。

また「ありがとう」が言えない人は、「ごめんなさい」も言えないことが多いようです。感謝や謝罪をした途端に、自分の立場が「下」になってしまう感覚があるようです。 プライドが高く自信がない人ほどそういう傾向がありますので、感謝や謝罪の言葉は「言われると嬉しい」ということを伝えてあげてください。

 

 

文:矢島みさえ