top

vol.20 父親の購入商品のブランド決定権

育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.20は「

父親の購入する商品のブランド決定権」についてです。

 

共働き世帯が増え、父親の家事の参加は当たり前となりつつあります。(株)ジェイアール東日本企画の「2016年度共働き家庭の実態調査」のデータによると、共働き家庭の父親の平日の家事実施率は専業主婦家庭の父親よりも高く、中でも「日々の食料品や日用品の買い出し」については30%も差が出ています。また、共働き家庭の父親は日用品や子ども用品などどの商品を買うか決めるところにも積極的に関わっているという結果となっています。

 

この調査を受けて、今回は日々の買い出しに父親がどう関わっているかをCHANTOモニターのみなさんに調査しました。

父親のブランド決定関与率は日用品、子ども用品で4割近くに!

まず、父親の買い物の習慣を尋ねるために「ご主人は食品や日用品の買い出しを行いますか?」と質問したところ、「いつも」17%、「ときどき」60%、「やらない」23%という結果になりました。「いつも」と「ときどき」の回答を合わせると全体の約8割の父親が、日頃から日用品やの買い出しに関わっていることがわかります。

 

次に、日用品、食品、子ども用品の3種類について買い物する際に、どのブランドを買うか誰が決めているかを聞きました。

 

  • 日用品……母58%/父4%/二人で決める38%
  • 食品……母72%/父4%/二人で決める24%
  • 子ども用品……母62%/父0%/二人で決める38%

 

父親がひとりで決めている回答と父親と母親二人で決めている回答を合わせると、父親がブランド決定に関わっている割合は、日用品と子ども用品はいずれも約4割、食品については約3割になっています。

 

母親だけで決めるという回答も依然として多くはあります。ただ冒頭の調査では、専業主婦世帯の父親の商品購入率・ブランド決定率が共に5割を超えるものは「お酒」のみとなっており、その差は明らかです。普段から家事・育児への参加率が多い共働き世帯の父親は、どの商品を使うのかを母親まかせにせず、自らも主体的に決めるようになってきていると考えられます。

 

これらの結果から、父親も日頃の買い出しにも積極的に参加しており、家事分担の広がりが買い物にも及んできているといえそうです。ただ、日用品・子ども用品に比べて、食品のブランド決定のパーセンテージを比べると若干低く、調理についてはまだ女性の仕事であることがうかがえます。料理に苦手意識を持つ男性も少なくないので、できそうな調理を手伝ってもらったり、簡単に作れる料理のレシピを一緒に探してみたり…少しずつ料理への興味を一緒に育ててみると食品の購入にも興味を持ってもらえるかもしれませんね。

働くママのリアルがわかる! @CHANTO調べ

特集TOPに戻る >

 

取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里

©️CHANTO調べ 調査期間:2019年10月24日〜11月01日 調査対象:CHANTOモニター115

bottom
参照/株式会社ジェイアール東日本企画「イマドキの共働きパパは、子供用品や日用品のブランドも自分で決める」