「弱点」を見せてちょっと隙を作る(佳那さん/30歳/自営業)
今までの経験からして、自分の「長所」をアピールすると、逆に上手くいかないことがよくありました。たとえば料理が得意とか、楽器が弾けるとか、仕事のこととか。 ママ同士って実は、自分自身や旦那、家庭の環境など、いろいろと比較するクセがあって、同レベルくらいの相手とはすぐ仲良くなれるものなんですよね。 なので最初は「弱点」を中心に、ちょっと〝隙〟を見せていくことにしたんです。例えば機械音痴だとか、つい料理がワンパターンとか、スポーツはからっきし苦手とか(笑)。 そうすると「あ、わたしも全然ダメよ~」と共感してくれたり、「そういうときはね、○○するといいみたいですよ!」と、何かを教えてくれたりします。 よく先生が「できる子」よりも「できない子」のほうが可愛いし、放っておけないって言うじゃないですか。そんな感じなのかもしれませんね。 自分を卑下するようなことはしませんが、あらかじめ「弱点」を見せたほうが、親しみやすいみたいんでしょうね。
同じママ友という立場とはいえ、環境は全く違う人間同士だということも多いものです。そんな中で、初対面から仲良くなるコツは、そうした環境要素に触れないよう共感したり、親しみを持ったりすることなのかもしれませんね。
文:芳野美穂