子どもに流行しやすい感染症のひとつ「リンゴ病」は、妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに大きな影響を与えます。ですが、妊婦で免疫を持っている人はわずか3割とのこと
(※1)。上にお子さんがいる妊婦は特に注意すべき、この感染症について解説します。
そもそもリンゴ病ってどんな病気?
リンゴ病の正式名称は「伝染性紅斑
(でんせんせいこうはん)」と言い、原因は「ヒトパルボウイルスB19」と呼ばれるウイルスの感染です。 7歳以下の子どもが発症することが多く、幼稚園や小学校などで集団発生することも珍しくなくありません。子どもにとってはありふれた感染症のひとつと言ってよいでしょう。 感染すると10~20日の潜伏期間を経て、両側の頬に赤い「紅斑」が広がって、頬がリンゴのように赤くなることから一般的には「リンゴ病」と呼ばれています。 そのほかの症状として関節痛や頭痛などを引き起こすこともありますが、多くは1週間前後で自然に回復し、重い合併症が生じることはほとんどありません。
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。 また発疹が現れる1週間ほど前に、前触れ症状として微熱や咽頭痛、鼻水など風邪のような症状が現れることがあります。
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