子育ての苦労は想像を絶するもの。ときには“手抜き技”を駆使して、大変な家事や育児を切り抜けることもありますよね。今回はママたちのアイデア溢れる「リアルな育児の手抜き技」をピックアップしてみました。
2人目の子どもには手抜き技を使いがち?
育児で大変な思いをした女性は多く、ネット上では 「授乳してる最中に子どもが寝てしまったときは焦ったな。お行儀悪いのは百も承知だけど、起こさないように足でリモコンやブランケットを取ってた」 「足裏がモップになってるスリッパを履いて、子どもを抱っこしながら床掃除。床掃除以外にも、抱っこしながらできることってどんどん増えていくよね…」 などの声が。
他にも 「子どもが新生児のときはご飯を食べる暇が無くて、バウンサーを足で揺らしながらご飯をかき込む毎日。ママ友の電動バウンサーが羨ましい」 「育児中は部屋を片づける暇もないから、徹底的に部屋のモノを減らした。キレイな部屋を維持するためには元を絶つのが1番」 といったエピソードが見られました。
特に2人目の育児中は頻繁に手抜き技を使っていたそう。 「1人目のときはおかゆと裏ごし野菜を全部手作り。2人目はフリーズドライのおかゆを使い、冷凍の裏ごし野菜を活用して時短につなげてる」 「1人目と2人目で性別が違っても、2人目にはおさがりを着せてしまう。小さいうちは着たい服の判別がついてないし、どんなおさがりでも着せていいはず!」 など、様々なアイデアが寄せられています。
夫が育児に参加せずストレスに…
育児で手抜き技を連発する背景には、やはりお母さんならではの苦労があります。子育て中の女性からは 「育児でなかなか手が離せず、立ったまま食事をとってた。きょうだいの送迎もあったから食事をとる時間がなくて、一時期は何も塗ってない食パンばかり食べてたな…」 「お風呂は子どもを抱っこしながら入るから、自分の体は片手で洗うだけ。髪の毛をしっかり洗うのも3日に1回だった」 などの経験談があげられていました。
しかし手抜き技を続ける状況を不本意に思う人も。ネット上には 「夫がもっと育児に参加してくれていれば、もう少し楽しく幼児期を乗り越えられたのに」 「自分の時間が持てないのは本当に苦痛だった。ほとんどご飯を食べられないし、お風呂に入ってるときにも神経がすり減るよね」 といった不満も少なくありません。
自分だけの時間があれば何がしたい?
できれば使わずに済ませたい手抜き技ですが、忙しい育児生活の中ではつい頼ってしまうこともありますよね。多くのお母さんは、育児中の“時間のなさ”に悩んでいるようです。 ベビーシッターサービスを展開する株式会社キッズラインは、以前「育児ストレス調査」の結果を公開しました。
「育児中で1番ストレスに感じることは何ですか?」とたずねたところ、1位にランクインしたのは53.5%で「自分の時間がない」との回答。次いで2位には15.8%で「パートナーや周囲の協力がない」がランクインしています。
さらに“週に1回3時間、自分だけの時間があればストレス度合いは減る?”と質問。83.6%もの人が「減る」と答えました。続いて“自分だけの時間が3時間あれば何をしたい?”と聞くと、「美容院やマッサージなどサロンに行きたい(59.4%)」がトップ。次に「1人で買い物に行きたい(48.3%)」が多くあげられ、3位は47.1%の同率で「ゆっくり寝たい」「趣味や習い事の時間に使いたい」という結果に。
夫婦でうまく協力して、できるだけゆとりのある育児が実現できるといいですね。
文/長谷部ひとみ
参照/株式会社キッズライン「育児ストレス調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000011508.html